山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

本日の日記はフィクションです

せちたろーが小学校から貰って帰ってきたプリントに、
「先日の餅つきのお手伝いに来ていただいた、高齢者料理教室の皆さんが、大変憤慨されて帰られました。こちらの手違いと連絡ミスのせいです。申し訳ありませんでした」
と書かれていた。

ジイサン達、自分たちが散々楽しんで餅つきまくって帰ったのに、今頃、怒って居るんだ。とチョット呆れる。
学校の行事にボランティアで参加したのに、焼酎の一本もお礼として貰えなかったのが、大変腹立たしかったのかな?
まあ、この地域の「付け届け体質」を知らなかった先生に責任はあるけど、でも、普通は、地域のお年寄りが小学生のために伝統行事を教えてくれるのに、謝礼は必要ないと思うわな。

おっと、筆が滑ったが、聞いた話は「とにかく、ボランティアの皆さんが大変気分を害されている」という事実だけで、その理由は明記されてなかった。
全て、ワシの憶測(焼酎の付け届けを忘れたとか)である、念のため。

もしかしたら、ボランティアのジイサン達は、自分たちが思う様餅をつきたかったのに、思うようにつけなかったので、怒っているのかも(^^;
それとも、背後で「そ、そんなにイッペンに餅をつかないでください!子供達がつく餅がなくなってしまいます!」と文句を垂れていた父兄(ワシか?)に対して「失礼なやっちゃ!」と怒っているのかも。
で、なければ、「餅をついたのに、餅が食えなかった!!」と憤っているのかも。

まあ、怒りの理由の明記がされてないので「本当の理由」はワカラナイが、ジイサン達はとにかく、散々手伝って餅をつきまくり、楽しんだ挙げ句に「怒っている」という事らしい・・・

この地域はかなり独特の精神性があって、子供の運動会でも主役は「大人」
大人のお祭りの一環というカンジで、だから運動会でもやたら大人が参加する。
そして異様な盛り上がりを見せる。

酒も当然、朝からガッツンガッツン入っていて、競艇場周辺かドヤ街より環境が悪くなる。
そこいらじゅうにヨッパライがゴーロゴロ。
でもコレもこの辺りの地域性なので、ヨソから来たモノはガマンするしかない。

子供のために頑張るとか、ボランティアとかいう精神に欠ける。
大切なのは「子供を出汁にして大人が飲むチャンスを増やすこと」「それもタダ酒ならなおヨロシイ」ってことなのだ。
とことん、「ついていけんわ」と感じる。