山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

4時間のお絵かき(這いつくばって)

朝から子鬼、ハリキる。
「今日は山にイノシシ退治に行くぞー!」と言っている。
「お母さん、ボイちゃん連れて、芋掘りについてきてね!」とも(^^;
「みんなはきっとボイちゃんを怖がるよ」と言うが、
「ボイちゃんがイナイとイノシシ退治が出来ないから、連れて来て!!」と言い張る。
(キミは本日、芋掘りに行くのであって、イノシシ退治に行くのではナイんだよ)

「お母さん、フェスティバル(幼稚園のバザー行事)の看板書かなきゃイケナイから、今日は出かけられないよ。お母さんが書かないと、当日、入口に飾る看板がナイことになっちゃう」と説得。
「じゃあ、アタシがイノシシやっつけてくる?」だって(^_^;

子鬼を幼稚園に送った足で、幼稚園のフェスティバル準備会場へ。
B全の紙にポスターカラーで看板を書く。
もともと、「絵だけ」という約束であった(文字はPCで出力することになっていた)が、文字の準備が出来ていなかったので、
「いいよ、文字も書きます」と以後、四時間かけて、昼食もとらずに渾身のお絵かき。

そもそもレタリングなんてココ10数年やってないのに。
昔のデザイン科の学生はレタリング、カラスグチ、ガラス棒は必須教科であったが。
ワシは(散々)ヤッタクチであるが、今の学生はやらないんだろうねえ(--;
定規もナイので、テキトーに割り付けして、ガンガンポスターカラーを指で混色して行く。

「コレは描くモノの特権である」とばかりに、月と星の絵を描く。
子鬼の本名にちなんだ絵である。

下書きは遠くから離れて描いて、色塗りは接近戦。
這いつくばって左手で体重を支えながら4時間、描き通し。
オカゲで左腕が筋肉痛。

友人Kが買ってきてくれた肉まんをお昼ゴハン替わりに食べて、一服。
もう、子鬼のお迎えの時間。

芋掘りの付き添いに行っていた役員さんが、現地の状況を教えてくれた。
芋畑ではイノシシがイモが掘り起こしつくしていて、殆ど収穫ができなかったらしい。
芋畑の真ん中にはイノシシの糞の山まであって、芝生面も掘り返されていたとのこと。
例年は子供達が掘ってもイモは地中に残っているモノだが、今年は全然残っていなかったらしい。

それでも子鬼は特大を一個、小さいのを3個お持ち帰りしていた。
「楽しかったよ!でもイノシシ来なかった!!」と元気に言う。

夕飯にイモゴハン、イモの天ぷらにする。
子鬼、イモ天を食べ狂う。