山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

一家四人、風邪で籠(こ)もる

天気が良くて暖かいのに、咳が止まらない一家四人・・・(--;
ダンナは「全身、ダルダル菌に犯された??」と文句ばっかり言う。
この一ヶ月咳と痰が凄いことになっている。
熱が出るわけでもナイので、病院にも行かぬママ。
コレが良くないのか?

買い物以外は家からも出ずにビデオ三昧。

アメリカン・サイコ』=連続殺人鬼サスペンスとして見てはイケナイ。文明批評型爆笑コメディとして見るべき。
業界人による「名刺対決」のシーンはデザイナーなら必見&爆笑。

『パープル・レイン』=プリンスのアイドル映画。当時のリアル婚約者であったアポロニア嬢との組んずほぐれつラブシーンが、ファンとしての一番の注目シーンか?
前半のリズムに乗った話の展開は良くできているが・・・時々、黒人の(と言うかプリンス一派の)美意識についていけなくなる瞬間がある(コンサートに行くくらい好きだったワシでさえ)
それと、お日様の下の自然の中でのシーンがこれほど似合わないってのもスゴイ。
アポロニアはその後、プリンスと婚約を解消。「麻薬と背徳に浸っていた芸能生活を懺悔したい」と信仰の道に入る。
プリンスも別の女性と結婚後、初めて産まれた子供に障害があり、そのせいか?作風も変わり、人格も変わったらしい。
人に映画に歴史あり。

『荒野の七人』=実は初めて観た。
本家『七人の侍』と同じくらい設定に穴があるが、チャーミングな映画。
脚本も本家ほど説教臭が少なく、最後の決め台詞が前後の台詞で補充されているせいか、含蓄を持った良い言葉に変換されている。
メキシコ人の扱いに配慮するあまり、国境の町に銃を買いに来た農民のカッコが綺麗すぎる、ヨレヨレに疲れてないので、農民の悲惨さが伝わらないと言った欠点はあるモノの、主人公達のキャラクター、横溢する男性ホルモンが実に魅力的。
登場人物も若くて、娯楽大作。
アメリカ本国では最初の公開時、全然お客が入らずに一週間で上映がうち切られ、ヨーロッパ輸出後ヨーロッパで人気が出て、逆輸入され、その後本国でも人気が出たらしい。
映画でも続編が作られ、テレビシリーズも20年続いた人気シリーズとなった。

「20年も荒野でさすらっていたら、木村功志村喬にナッチャウねえ」
↑どうしてもオチが言いたくなる性格