山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

子鬼、幼稚園一日体験入園の日

今日は忙しい。あらさっさ。
雨の中、カサをさしてボイスと散歩。
スタコラサッサとミドルコース。
家に帰ったらボイスをタオルで拭いてやって、慌てて化粧。子鬼を連れて幼稚園へGO!

今日は「体験入園」の日。
行くと隣町の友人Tがいる。「よ、久しぶり」とお互いの近況報告。
彼女は単身赴任のダンナの所へ10日間行って来たところとの事。
息子(4歳)がダンナと離れがたかったらしく、羽田で泣きわめき飛行機に危うく乗りそびれるであったとの話を聞く。
単身赴任、早2年。思えば残酷な日々である。

子鬼、幼稚園で絶好調。
さっさと遊具で遊んでワシのことなんか振り向きもしやしない。
在園児による歓迎の歌に手拍子で応えてノリノリ。
教室に入っても絶好調は持続。ご挨拶も名前を呼ばれてのお返事もバッチリでき、ゴキゲン。
子鬼、キョロキョロと在園児の受け答えや挨拶のタイミングを観察している。
おぉ、今、子鬼の頭脳がフル回転している音が離れて立っているワシの耳まで聞こえてくるようだ。

入園予定者は同じクラスに年少5名、年中4名いたがモチロン泣き叫んで親の膝から離れられない子もいたし、「ひとり学級崩壊」をやっている子もイタ(ドチラも男児)が、子鬼は最初から最後まで「楽しくて仕方がナイ」という様子で、ついつい夢中になって、先生の目の前に仁王立ちになっていた。

今日、子鬼の面倒を見て下さった先生はせちたろーの担任だった方で、「せっちゃんに似てますねー、懐かしいー懐かしいー」と大喜びなさる。
ワシも先生の教育テクニックに感心するばかり。
「この幼稚園に決めてヨカッタ」

「まだ遊ぶ?、幼稚園から出たくない?」と泣き叫ぶ子鬼の手を引いて帰宅。
午後は陶芸。釉薬掛けの作業。
身障者である作業所の人たちが子鬼を見かけて、「お姉ちゃん元気?今度お姉ちゃんと遊びにオイデ」とお菓子やらジュースやらを下さる。
せちたろーはここの人たちに可愛がられて大きくなった(3?6歳)のだ。
今は作業所が少し離れてしまったので、たまにしか会えないのだが、子鬼を見ていると皆さん、せちたろーを思い出すらしく、子鬼も大変に可愛がっていただいている。
こういう施設では子どもは珍しいのでとても大切にされる。

帰宅後、ダンナに幼稚園で覚えた新技を次々とダンナに披露する子鬼。
「アビリティ経験値が今日一日で格段に上がったらしい」とダンナが言う。