山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

映画における本気汁の出方とその効用

ここ数日来、黄砂がスゴイ。
強烈な西からの風に乗って大陸から飛んできているようだ。景色も黄色く煙っている。
で、ウチの二階の窓があまりにもキタナイのを思い出した。散歩から帰ったら、窓拭き掃除しようと決心。
ボイスとの散歩チュウは強風にあおられっぱなし。
ボイスの耳も倒れっぱなし。コレは春一番?違う??

家に帰って、窓拭き開始。
ところが、窓を拭いても拭いても黄砂が流れて黄色いスジが残ってしまう。
中途半端な汚れを拭いたためにかえって汚くしたようなもので、窓には「ホラーな流れたカンジのダラダラ模様」が残っただけ。
思ったように効果は上がらず、疲れ果ててグッタリ。
あげく、押入の掃除を始めたら収拾がつかなくなり、撃沈。
扇風機の収納場所を巡ってダンナと喧嘩。ブチブチ。

午後はレンタルビデオの最後の一本、「オープン・ユア・アイズ」(現在公開中の「バニラ・スカイ」の元になったスペイン映画)を鑑賞。
う・・・・ワシはこのTUTAY●6本まとめ借りビデオに呪われているのだろうか?
「100円だし、前からチョット見たいけど世間の評判が芳しくないから、普通の金額を出して借りる気がなかった映画でも借りてみっかー」という軽い気持ちで選んだ、その、心がけが悪かったセイなのか?
・・・・多くは語りますまい・・・・
王国が生まれてより、数千年・・・ヒトは地上に根を下ろし、谷を渡る風の恩恵を受け、小麦を作り、牛を飼い、つましく生き延びてきましたのじゃ。そう、迫りくる「腐海」の影に怯えながら・・・・・ってワシは誰?(←語り部婆)

ちなみに、借りたビデオは以下の通り。
「ショコラ」・「オープン・ユア・アイズ」・「始皇帝暗殺」・「スペースカウボーイ」・「アンパンマン」(子鬼用)×2本
割とどれも「本気汁」(←「汁」って言うナー!!)が足りない映画であった。
この中では「始皇帝暗殺」が一番「マトモ」であった。ふう。

夜、またBSで「アンジェリク」を見る。
二時間の映画でココまでの続き物ってスゴイ。大河ドラマみたいなモンだ。
登場人物の一人にパトリス・ルコントの「髪結いの亭主」の亭主役のオジサンがいることに気がつく。
まじめな顔して出ているので、ダンナに言われるまで気がつかなかった。

笙野頼子の「渋谷色浅川」読了。
ワシも「HPはダンナに作ってもらっているの?」て言われたことあるぞー。