山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

シネスケに入れない一日

イイ天気なので、布団を干す。
久しぶりに登山コースの散歩。
天気が良くなると畑の作業をする人も増えるので、道すがら、挨拶しっぱなしのワシ。

山道をガシガシ登る。
密柑山の中を抜け、峠の頂上近くまで登りつめると、福岡タワーとシーホークホテルが見える。

このホテル、ドーム共に経営権を証券化し売却するらしいけど、これらは作ったときの赤字も凄いけど、ちゃんと黒字収益を上げている優等生。
以前、住んでいたマンションのダイニングの窓から、毎日ドームとホテルが出来上がってゆく様子を見てたものだった。
(当時、2歳のせちたろーは「怪獣さんのお家?」といつも言っていた)

ドームの大きな屋根に職人さんが張りついて、チタン合金の屋根材を葺いているのも自宅から見えた。
巨大なドームにアリンコみたいにちいさな職人さんが乗ってて、数人でせっせと移動しながら作業をしていた。
高所恐怖症のワシは、「あぁ!!あんなトコロに人がぁ!」と見ては、冷や汗を流していたものだった。

幸い、密柑山にイノシシはいなく(年末にはいた)て、ボイスとトットコ山道を下りてくる。
ゴルフ場との境の有刺鉄線にピラカンサの赤い実がたわわに実っている。
天気が良く暖かいせいか、野鳥を沢山見かけた。

家に帰って着替え、慌てて化粧してせちたろーの授業参観に。
無論、子鬼持参。
行ってみると、ワシ以外父兄は来ていないし・・・(--;
三時間目の硬筆を参観。
子鬼が「きゃー」とか「お姉ちゃんー」と奇声を上げるたびに、子供達が一斉に、「ざざざ」と振り向く。
せちたろー、ソレが恥ずかしいらしく、「もう、お母さん連れて帰ってよ!」と言う。
せちたろーの字が丁寧に書かれているかどうかダケを確認して、帰宅。

午後はビデオを観るでもなく、漠然と過ごす。
裏山ではイノシシ猟があっているらしく(散歩の帰りに全身迷彩色のオジサンを見た)、ビーグルの吠え声が山の中をこだましている。
発砲の音と笛の音が聞こえる。

夕焼けが綺麗な夕暮れ時。ナニもしない、普通の土曜日の午後が過ぎる。
よくよく思い返してみたら、本すら読まなかった。
いささか風邪気味なので「ぼー」と過ごすだけ。

せちたろーと子鬼が怖がって「一人じゃ観られないよー」と言うので仕方ナシに「USO」を一緒に観る。
心霊現象検証現場レポはこのパターンばっかしだな。
今更、「BWP」風というのもいかがなモノか(←子供向けの番組に怒るナ)