山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

言いそびれるワシ・「洲崎パラダイス赤信号」

数日来の雨が止んで、雲の合間から日が差す、朝。
寒いが気持ちがいいので、子鬼を連れての散歩。
久しぶりにベビーカーを出す。
そしたら、厚着のセイか?子鬼、ベビーカーに「ぎっちぎち」(爆)
春には幼稚園に入るんだモンねえ。ベビーカーに乗ってたらソラ、オカシイ大きさだわさ。
でも、散歩に連れて行くにはコレしか方法がないので、仕方ない。
「ぎゅうぎゅう」に乗って、「犬車」で出発!
ボイスはお仕事モードで頑張る。

町道を歩いていたら、ジョギング中のおじさんがワシらを追い越していった。
振り返ってニコニコこっちを見るので、「?」と思ったら、話しかけて来た。
「何歳?」と聞かれて、「犬ですか?」と答えるワシ。
「そう、犬」と汗まみれのおじさん。
「4歳です」と答えると、おじさんが
「ウチのハスキーは8歳なんだけど、毛が抜けちゃってボサボサなんだよねえ。一緒に飼っている雑種は11歳なのにまだまだ元気なのにさあ」と言われる。
多分、アレルギーか皮膚病で、餌を替えたら解決する問題かもしれないんだろうけど、ソコまで立ち話で初対面のおじさんに言うのもアレなので、
「そうですか。体質か年齢のセイでしょうかね」としか答えようがないワシ。
「オタクのハスキーはいいですなあ、毛並みが綺麗だ」とおじさんは言って、ジョギングに戻っていった。

あぁ?、今日もまた、「イヤ、コレは実は雑種なんです」と言い損なったわ。
ワシは見栄っ張りなんだろうか?

甚五郎とクルが家の前のビニールハウス(お向かいの畑のお爺さんのトラクター車庫)で遊んでいる。
クルはビニールハウスの上に乗り、甚五郎は梁の上に乗ってビニールの内側からクルを狙っている。
お互いが顔をつきあわせているのに、ビニールを一枚隔てているので取っ組み合いが出来ずに、二匹とも前足でお互いの顔を掻こうとするが上手くいかない。
その様子が面白くてしばし、観察。

夕方は「棚から一掴みビデオ上映会」
お題は「洲崎パラダイス赤信号」(1961年川島雄三監督・新珠美千代主演)

根無し草の男女の腐れ縁の物語。
三橋達也演じる男は現代における「プータロー」の元祖か?
売春禁止法施行直後の郭の風景や風俗が興味深い。
三橋達也って三橋美智也の弟?っていうか、ワシはてっきり「美智也」だと思って、「いつ歌い出すのか?」と待っていたし(←ミュージカルだと思っていた)

ソコに愛はあるのか?と引き回される感覚。