山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

家庭犬の条件

最近、クルと甚五郎がアヤシイ・・・
毎晩、夜になると一緒に出かけて行って、深夜に帰ってくる。
出かけたくなると、玄関で「出せニャー」、帰ってくると「開けろニャー」とウルサイ。
クルが自分の縄張り内の案内をしているらしいのだが。なんか、興味が湧く。

二匹が一体、どんなルートでどこまで出かけていって、行った先でナニをやっているのか、尾行したい気になる。
ネコ・ストーカー>ワシ??
夕べは結局、クルだけが先に帰ってきて、甚五郎は明け方にご帰還。
雨のセイもあってか、昼間中、こんこんと眠り続けていた。

朝方、小雨降る中、ボイスの散歩。
傘を差して歩いていたら、子鬼を連れて天神に納品に行くダンナのクルマがワシらを追い越していった。
ボイス、「親分に置いて行かれる!」と思ったらしく(ってその通りなんだけど)思わず発狂(・・・・)
クルマの後を追って走りたがる。
「イケナイ!座れっ!!」と叫んで落ち着かせるが、ソワソワしっぱなし>ボイス。
「フセ!」と命令するとフセをするので「イイ子ね」と誉めると、立ち上がって即座にクルマの後追いをしようとする。
「イケナイ!」と言いつつ引き留めて、「コレは仕方ない」とボイスの気をそらせるために180度Uターンして、進路を変える。
こーいう場合、モノも言わずにとっとと進路をドンドン変えるやり方が有効。
犬に「この散歩では誰が主導権を持っているのか」をハッキリ判らせるための行動。

数回、さっさか歩いて進路を右往左往予測の付かないカタチで変えたら、ボイスも落ち着いた。
「キミはイイ子だ」すかさず、誉める。
ようやく落ち着いていつものようにリードを引っ張ることもなく、散歩する。
「そうそう。こうでなくっちゃあね、家庭犬は」ワシは鬼母。

お昼にダンナと子鬼帰宅。
夕べの鍋物をおじやにして昼食に出す。なんか、異常に美味しい。
鍋物の季節の到来を感じる。

午後は「サンタ・サングレ?聖なる血」(アレハンドロ・ホドロフスキー監督)を観る。
最近凝ってます>ホドロフスキー監督作品。
でも、ナンというか、この作品・・・・南米産C級ホラー映画(「スナッフ」とか、そーいう類の)の面影があるっつーか、「メキシコ版サイコ」?な映画だった。
ひょっとして、ホドロフスキーって「エル・トポ」が最高作品?
悪い意味で「枯れた味わい」だった。
二人羽織のシーンが面白くて、一人でやってダンナに見せて遊ぶ。