山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ヨーグルト・裏ニャンの置きみやげ

甚五郎に「外で遊びなさい」と言ってムリヤリ庭に出す。
すると、ボイちゃんがすかさず追いかけてきて「はむはむ」と胴体をくわえる(もちろん、冗談のつもり)←しかし、甚五郎は本気で怖がる。
甚五郎、ササッと薪置き場の下に潜り込んで、以後、引きこもる。
ボイちゃん、薪置き場の下に鼻先を突っ込んで「きゅーきゅー」と鳴いて、甚五郎を誘う。ウルサイ。
クルはその騒ぎをヨソに玄関からスタスタと出ていって、縄張りの見回りに出かけてゆく。
平和な三匹の眺め。

午前中、税理士さんが来る。
ウチの決算は9月末締めである。
決算の概算を出して貰い(詳しい数字は後ほど)「コレからの経営方針と来年度の見通し」について訊ねられる。
「さあ??」(←毎年、コレ)
ダンナはタダ仕事しているだけだし、仕事も入ってくる分しかヤラナイ方針(つまり、「営業活動」なるモノが一切存在しない)の会社なので、見通しがデンデン(全然)立たないのだった。
なんせ、「来月のスケジュールも皆目分からない状態」の会社なのよ。ウチってバ。
「一寸先は闇」コレがウチの「社訓」か?(バカ)

ワシは税理士さんに「五穀米」(赤米黒米押し麦餅キビなんかが入った雑穀米)の話をして、彼女はワシに「神農茶」(ハトムギとかドクダミ入りなんか色々入ったお茶)の話をする。
ついでにワシ、先日、友人からもらった「ヨーグルト」の話もする。

「Q大の教授が某国から持ち帰った菌を友人の教授にプレゼントし、その人が増やして人づてにタダで分けている」という曰く付きのヨーグルト菌から出来たヨーグルトである。
1L牛乳に、残ったヨーグルトを大さじ三杯入れて12?14時間室温で寝かせるだけで出来るなのに、やたら、美味しい。
この「大さじ三杯」さえ、食べ残しておけば「永久運動」的に手持ちの普通の牛乳がヨーグルト化してゆくのだ。
本場某国のヨーグルトもかくや!?なお味(味は薄いが美味)
食感は粘りけがあって、「モッチリ」としている。
ワシは今、ヤミツキである。
お互い、40代になると話題は「健康中心」になるなあ。

結局、甚五郎は夕方まで庭にいた。
裏ニャンちゃん(初夏までウチに居候していた雄のシャム猫)の為にウッドデッキ下に作っておいた、箱の中にタオルを敷いた寝床の中でヒルネしていたのだった。