山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

今シーズン初イノシシ・コメディの映画化

せちたろー、早朝から小中学生参加の「空き瓶回収」へ。
ウチも一升瓶とビール瓶をまとめて家の前に出す。
同時に、ボイスを連れて散歩に出発。

7時過ぎなのに風は涼やか。やはり、季節は確実に秋に向かっている。
溜め池の下の道を抜け、山が道のすぐ近くまで迫ってきている地点へと坂道を上ってきたら、ナニかが地面を熱心に穴掘りしている。
褐色の毛並み。先細りのしっぽ。
「ん?マスチフ系の犬??」と見ると、イノシシ!!

ワシもビックリしたが、イノシシもビックリしたらしく、後ろも振り返らずに猪突猛進(マサニ!)で山の中に逃げ込んでいった。
ボイスはヤルキ満々で、
「追わせてー!追わせてー!!もいっかい、あのヨロコビをあっしに与えておくんあさいよぉー!!」と立ち上がってイノシシを追いかけたがる。
「ダメダメ、危ない。あんな大きなイノシシ相手じゃアンタ、怪我するよ」
ワシは引き留める。
ボイス、未練タラタラで目は山の中を追っているのだが、諦めて散歩に従う。

菊畑の横でハルナ嬢と会う。
「今、そこにイノシシがいましたよ」と飼い主さんに告げると、
「私も溜め池の入り口で見かけたコトがあります。イノシシはコチラを黙ってじーっと見てました」と答えられた。

話し込んでいたら、菊畑で作業中のオバサンが
「ねえねえ、今朝は何処にいました?イノシシ」と聞いてきた。
「坂道の上の山側」と答えたら、
「いやだ!ウチの田圃の近くだわ!!」と憎々しげに言った。

ハルナ嬢と別れて久々に「イノシシ事件」(別館*山麓庵「ボイちゃん物語」参照)の事件現場近くを回って帰る。
イノシシ事件現場近くの田圃で、イノシシよけの触ると高圧電流が流れる電線(作物をイノシシの被害から守るためのトラップ)の設置作業をするヒトを見かけた。
「夏の終わり」は同時に「イノシシの季節の始まり」でもある。

夜、ビデオ撮りしておいた「レッド・ドワーフ」をまとめて観る。
やはり、面白い。
最初の頃こそ、内容も地味で「これってSF?」と悩んでしまうコトもあるが、キャラクターがこなれてくると「宇宙船内だけが舞台」のコメディなのに、話にダイナミズムが生まる。
脚本がイイ!

今、映画化されている(公開は来年か?)が、「BBCテレビのコメディの映画化」と言えば、キャラクターの根幹もタマシイも全て売り払ってしまって、全然別物にナッチャッタ「ビーン」という悪例もあるので、油断ならない。