山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

あんこパンツを洗う父

久々に漁師のおばあちゃんが行商に来る。
「どうしてたの?」と聞くと、「体をこわしていた」とのこと。
夏バテらしい。
やっと具合が良くなったので行商を再開できたと言う。
しかも今日初めて、漁師のおばあちゃんはせちたろーをワシの実の娘と知った。
今まで「近所の子が遊びに来ている」と思っていたらしい。
「だって、奥さんそんな大きな子がいるようには見えないモノ」だって。
見えるってバ。
この白髪アタマを見てよ。

図書館行き。
子鬼、図書館で本を選んでいるウチに、パンツの中にウンを漏らす。
「あ、替えパンツ忘れた」(家で子鬼がワシのバッグの中から引っ張り出して遊んでいた)
しかも、本の貸し出し登録をしている最中。
ダンナが子鬼をトイレに連行、トイレにて子鬼の汚れパンツを素手で洗う。
君は素晴らしい父親だなぁ!普通の父親は娘のパンツの世話まではなかなかヤラナイよ。
せちたろーも子鬼も嫁に行く年頃には、「チャンと父の愛を知る娘」になっていることでしょう。
パンツは再起不能そう(ビニール袋も持ってなかった)なので、紙に包んでトイレのゴミ箱に捨てる。
子鬼、ノーパンで素肌に直接スパッツを穿いている。

近くのダイエ●に移動。子供服売り場にて売り出し中の「女児用110cm・二枚300円」のパンツを購入。
自動販売機の物陰でちゃっちゃと穿かせる。
「あんこはトイレでお願いします。したくなったら、すぐにトイレに行くこと」
母はこのお願いを去年の夏からし続けているのだがな。
未だに時々失敗なさる。

おととい買ってきたビョークの新譜を聴いていると、シミジミ「ロックという範疇で語ることの出来ない音楽である」というコトを感じる。
レディオ・ヘッドの新譜もそうだったが、「この音楽をロックとして語ることが既に20世紀的」という気分にすらなってしまう。
音楽の潮流というモノが着実に変わってきているというコトを教えてくれる。
(に、しても今年秋のレディオ・ヘッドの日本公演はドームツアーである。ほんの3年前は福岡ではスカラエスパシオだったのに)

※スカラエスパシオ=再デビュー直後のエレカシがライブをやったような場所(このライブは実に実に素晴らしかった!)オールスタンディングでキャパは200名くらいか?しかも、3年前、レディオ・ヘッドのライブは客が少なくてスカスカだった。ビッグネームはまず来ない、そんなトヨタショールームの地下にあるライブ会場。