山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

死後20年たって明かされる事実

子鬼が突然、事務所のエレクターシェルフ下から、道具箱を引っ張り出して来る。
この道具箱は以前、「温泉セット」(フト思いついて、いつでも温泉に立ち寄れるように準備してある=タオル・石鹸・シャンプー)を入れてクルマに常備してあったモノだが、今はカラッポなハズ。
「ナニをするの?」と見ていると、子鬼、「パチンパチン」と留め具を外して蓋を開き、「ココよー」と言いつつ先週から行方不明になっていたせちたろーの「漢字&計算ドリル」を引っ張り出した!!
「あーっ!こんなトコロに隠していたら分かるわけナイじゃん!!」思わず怒号を上げるワシ、ダンナ&せちたろー。
とりあえず、見つかってヨカッタヨカッタ。
でも、やっぱり犯人は子鬼(実は子鬼は「隠しモノの名人」、今まで隠し通して誰にも見つけられなかったモノが多数ある)

朝、カームラ家長男(小5)から電話。
「きょう、遊びに行ってイイですか?」
「おっけー」と答えて、夕飯に焼き肉用の冷凍肉を解凍しておいたり、冷蔵庫にビールやジュースを大量に入れておく。
しばし後、カームラ家来宅。
父親と長男の二人のみ(長女は用事があって来られなかった)

実はカームラ氏(ウチの設計者)とは長年の友達。
お互い子供が出来る前から一緒に出かけたりご飯を食べに出かけたりしていた仲。
カームラ家の長女が生まれて、ワシは実は「子供に開眼した」のだ。
長女が3歳くらいまでワシは積極的にカームラ家の育児に参加していたので、そのセイなのかドーなのか、カームラ家長女(現在中2)はせちたろーにキャラクターがソックリである。ホントの姉妹のように似ている。
ソレまでは「子供嫌い」で通っていたワシが「子供が平気」になったのはカームラ家のオカゲ。
(あ、でも今でも「躾のなってないこまっしゃくれたガキ」は嫌い)

子供たちは子供同士で遊び、ダンナは仕事。
カームラ氏とワシは半日お茶を飲んで世間話。
 ↓の、内容
大内順子(服飾評論家)は八女の産であるらしい。
・その大内家は山口の「大内家」の血筋。
・八女地方(矢部川流域)には豊かな「発酵食品の文化」がある。

「あ、そーだったか!」
ワシの父方の祖母は「八女の文化圏」の出身者。
金山寺味噌(しょんしょん)や味噌、納豆、ピーナッツ味噌なんか全部自作していて味が良くて「自慢」であった。
「田舎の人だから当然か?」と思っていたが、ソコには地域的な理由があったのだった。