山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

経営セミナーの講師らしいぞ>ロマンチック・オヂ

朝食作ってたら、せちたろーの部屋から「ふぅえぇ?ん」と泣き声が聞こえてくる。
気のせい?と思ったが、しばらくすると再び聞こえてきた。
「泣いてる?」とせちたろーの部屋に覗きに行くと、せちたろー、ベッドに突っ伏して泣いている。

「どうしたの?悲しい夢?」と聞くと、せちたろー、泣きながら
「お父さんとお母さんが死んじゃって、家に知らないオジサン達がズカズカ入って来て、家の中の家具とかテレビとか黙って持って行っちゃう夢を見たの。そしたら、その知らないオジサンが私の手のひらに針を突き立てたの。怖かったー!」と訴える。
「よしよし、お母さんは死んでないからね。お父さんも下で子鬼にのしかかられて眠っているよ。見てオイデ」と言い聞かせる。

昨日の夜、友人から電話で「ある人物の風評」を聞かれたので、
「知人が亡くなった後、勝手に家に入ってきて、家財道具一式を未亡人にナンの断りも無いまま、売り飛ばしてその金をネコババした、ロクでもないヤツ。火事場ドロボーのような男」
と警告していたのを聞いていたらしい。

そんな卑しい人物はワシの知り合いにはイナイから、大丈夫。

陶芸教室。
雨だというのに、満員御礼の教室。
久々に顔を合わせるヒトもいて、楽しい。
お喋りしながら、「蚊取り線香入れ」に絵付け&釉薬掛け。

子鬼が仰向けに寝そべって、ズルズルとリノリウムの床の上を移動して遊んでいる。
すると、例の「ワシが嫌いなロマンチック・オヂ」が冗談メカして、しかも全然気が利いてないから嫌がらせにしか聞こえない冗談をワシに大声で話しかけてくる。
「お母さんが家でやっているから真似をする」「お母さんが家で何をやっているかはコドモの行動で一目瞭然」「恥をかかされるねえー」
同じようなことをクドクドクドクドまくし立てる。

ワシが相づちを打つか、返事をするかまで言い募るつもりらしいので、ワザと最後まで目線も合わさない。
ワシ、これ見よがしにオッサンを無視して他の人と大声で喋る。
「オッサンのツマラン冗談になんでワシが付き合わないけんの?ワシはアンタの部下でも家族でもナイ。死んでも愛想笑いなんか、してヤンナイ」

ワシには失礼な口を利いても謝りもしないクセにコイツ、前回は水彩画家の人に「ソウとは知らずに失礼な口を利いて申し訳ありませんでした!」と土下座せんばかりのイキオイで謝っていた。
ふーんだ。
業界ゴロのクセして、ナマイキ。