山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

GWは帰省中・一日目

実家に帰る(一家総出・ボイス&クル連れ)
甥っ子の「初節句」のお祝い?♪があったから。
実家の前には鯉のぼりと登り旗が立てられて、祝いの膳がとられ、弟夫婦が甥っ子連れて東京から帰省。
お嫁さんのご両親と兄上(と言ってもワシより年下)も来られて、ワシら一家も高速道路の大渋滞を乗り越えて加わり、「一族」でお祝い。

今回の帰省で弟夫婦は大叔父にも会いに行ったらしい(大叔父=亡くなった祖父の一番下弟・去年の日記に登場・元小学校校長・愛唱歌=「ラ・マルセイエーズ」←フランス語)
もう90歳くらいなのだが、元気かくしゃく。頭も耳もシッカリしていて妻と磨き上げられた家に二人で住んでらっしゃる。
大叔父、甥っ子(去年大病して死にかけた・もうすぐ一歳)を見て「T家(実家の姓)を頼む?!」と遺言めいた台詞を力説していたらしい。
実際、「本家の跡継ぎ」はこの子しかいないから、「親類一同の悲願」ってカンジなんだろう。

甥っ子は去年の大病が信じられないくらいに、元気に健康に育っていた。
ニコニコと笑い、とても可愛い子だ。
しかし、最近撮影したCTの画像を見せて貰うと、脳の中に蝶が羽を広げたカタチで空洞ができている。
この子の病気との激烈な戦いの痕だ。
幸いにも脳の組織そのものが破壊されなかったおかげで、後遺症も障害も残らずに初めてのお誕生日を迎えることが出来そう。
本来ならシャント(脳の中の水を抜くためのパイプを脊椎に通す手術)で車椅子の一生を送る所なのだが。まったく強運の子供であったらしく、あんな「寝たきり」の長期入院生活(人工呼吸器つき・全身チューブ)だったのが信じられないくらい元気そのものに育っている。

試しにボイスに会わせてみる(もう「普通の生活で大丈夫」と言われているので)
甥っ子、大喜び。
「きゃー!!」と叫びつつボイスに触りまくる。
試しに乗せてみる。
甥っ子、大コーフン。手足をジタバタと跳ね上げてボイスの耳を掴んで、ボイスの後頭部にヨダレを滴らす。

「ナンだ、犬好きじゃん」
念のため、クルも触らせる。「興味津々」という顔で追いかける。
「コレはナニ?」「ニンゲンとチガウ!」「面白い!!」と表情が喋っている。赤ん坊は面白い。