山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

その1・ワカラナイ感覚

朝から、電話。

「?」と思って受けると、近所の小学生の母親。
もの凄く怒って電話して来ている。
曰く、「オタクの娘さんがカナちゃんとお喋りばっかりして歩くのが遅い。集団登校の列から離れて歩いているので困る。何か事故があったら、PTA役員さんの責任問題になるから困る。カナちゃんの母親には子供会の集まりの時に注意したがアナタは子供会に入っていないから言うチャンスがなかった。今日はもう我慢が出来ないから言う!」とまくし立てる。

思わず「え!?何か事故があったときはPTA役員の方が賠償金でも払ってくださるんですかい!?」と聞き返しそうになった。ははは・・・

でもワシは一応「見た目も年も十分に大人(おばちゃん)」なので、そんなことで揚げ足とってからかって笑いモノにしたりはしない。
「はは??。そうですか。わざわざアリガトウございます。ご注意下さいまして。くれぐれも安全に注意して列には遅れないようにと娘にも申しておきます!ホントにお気遣い頂きまして、まことに申し訳ございません。アリガトウございます!!」
と、力強く、心から感謝の気持ちで答える。

何故か先方は「はぁ!?」とか拍子抜けしているらしかったが、「知らんわい。アンタの気分なんか」
どうやら、「子供会にも入っていないモノが集団登校の仲間に入っているのは許せない。追い出したい」というコトで電話してきたらしいが、無視。
とりあえず、「ウチの子のことを親身になって心配してくださっている、地域の方からのアリガタイご指摘」という対応をしておいた。

正直なことを言えば、ワシは「集団登校」には反対。
都市部ではとうにヤッテナイし、この半島でもヤラナイ学校もある。
(人権問題に発展するケースが多いせいか?)
去年は集団登校の班内でいじめの標的がせちたろーになって、大騒ぎ。
(↑この事件の後遺症でなるべく列から離れたいせちたろー)
この、今日抗議してきた母親の息子が小学校でもいじめっ子として有名で、小学校全体とその父兄まで巻き込んでの人権問題に迄発展したコトもあった。
出来れば、ワシとしてはせちたろーに気分の負担になること(叩いたり暴言を吐く子と一緒に学校へ行かなければならない)はさせたくないのだ。
自分の仲のいい子と楽しく学校へ行って、ドコが問題?
列を離れると「PTA役員さんに迷惑がかかる」という感覚が単純に理解できんのよ。ワシ。