山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスの走る姿、五態

せちたろーも日記をつけている。
昨日のせちたろーの日記からの抜粋。

「私はお母さんと図書館に行きました。わけあって、ものすごくおこられました」

ワシ、爆笑。
図書館で、子鬼が3歳くらいの男の子にこづかれて、図書館中に響き渡るような鳴き声でぎゃんぎゃん泣いているのに、せちたろーはナンにも知らんフリしてほったらかしていたので、駆けつけたワシに怒られたのだ。
「わけあって」は言い得て妙である。

陶芸で絵付け作業。登り窯用、出展用作品。
足つきフルーツコンポートにボイスの走る姿を五態、呉須(コバルト)で描く。
写真を前に面相筆でボカシを入れながら描く。

こんなに真剣に絵を描くのは久しぶり。
ものすごく楽しいぞ。昔は(10代の頃)ご飯を食べるように、呼吸するように、毎日毎日絵を描いて暮らしていたが、今はそんなことナイもんね。
久々で楽しいぞ。
大型のフルーツコンポートの周りで、ボイスが飛び跳ね、走り回り、匂いをかいでいる。
風の中をノーリードで遊ぶ、ボイスの姿を描く。
「可愛い可愛い」と心の中で呟きながら、ひたすら描く。

今、思い出したが、ボイスに年々「縞模様」が表れて来ているのだ。
犬の縞模様と言えば「虎毛」だが、違う。虎毛ではナイ。
虎毛は見たことあるけど、ソレとは明らかに違う。
背中一面の「真っ直ぐな縦縞模様」で、ナンに一番近いかというと、イノシシの子供。
「ウリ坊」に似ている。

薄いベージュの1センチ幅のラインと、濃いほとんど黒に近い焦げ茶の1センチ幅のラインが交互に背中から脇腹に向かって、「タテ」に並んでいる。
長さは「ひとライン」40センチくらい。
いよいよ、ナンなのか判らない犬(犬なのか?ウリ坊なのか?)になりつつある。
なんなのでしょう?誰か教えて・・・

もひとつ、思い出したこと。
以前、散歩中によくボイスが、ワシの手を歯を立てないようにして軽くくわえて歩いていた。
リードを左手でもって、ボイスはワシの左側を歩いているので、左手をくわえていた。
散歩中、いつも決まったポイントにさしかかると、ニコニコと「嬉しくてたまらない」という表情で、ワシの顔をチラチラと見上げ、優しくクチに「パクリ」とくわえてスタスタと歩いていた。
もしかして、ワシはボイスに「運ばれて」いたのか・・・?

最近は大人になったので、あまりやらなくなったから、チョット母は、寂しいぞ。