山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

本家作業 第3回

さて、今回の作業テーマは。

「数十年間塞がれてた回廊を開通させる」なんであります。

とにかくゴミが山と積まれて回廊を塞いでいるので、各所、ゴミを徹底して片付けて、「とにかく回廊をつなげよう」という考えです。

回廊を繋げば、居間からトイレへ最短距離でいけますw

(今は座敷を通り抜けて南側の縁側を歩いて角を曲がり、トイレに至る廊下を歩かねばならなかった)

 

「では」って事で、まずは北側の縁側どん詰まりに置かれている布団類を片付けていきます。

どうやら叔父夫婦は普段、この布団を使って生活していたようですが…

布団のコンディションがあまりよろしくないんですね。

「本当にこのせんべい布団で寝て暮らしていたの?」とめまいがしました。

 

とりあえず全部持ち出すとその奥からアールヌーボー調の巨大ドレッサー(化粧台)が出てきました。

ところが、大きな変形鏡が下の方20センチ幅くらい帯状に黒くなっててあまりにも見栄えが良くない。

「そうか、だからここに封印してたのか」

とドレッサーを移動させようとズズッと引っ張ったら、鏡が倒れてきてワシの頭部に、

ゴォイン★

とぶつかったのでした。

思いがけず頭部に衝撃を受けたのでびっくりしたのですが、高級な分厚い鏡だったので割れませんでした(助かった)

 

とりあえず、鏡とドレッサー本体を別々にして移動させたら。

更にその奥から「開かずの押し入れ」が出てきましたよ(ホラー)

 

恐る恐る開けるとそこには立派な金糸銀糸の婚礼布団が一度も使われることなく、傷んだ状態で出てきました(🧟ホラ~~~~~~)

心を鬼にして傷んだ布団を片付けます。

30数年経ってても中のワタはフワフワでものすごい弾力があります。

上に乗っているのは駄目でしたが、下の方に積まれてた敷布団、なんとか1枚だけ無事だったので、縁側に持っていってお日様に当てました。

 

するとここでお隣のFさん登場。

さっき、お土産を持っていったらお留守で犬しか居なかったんですよね。

Fさん、「よくぞこの家をお片付けなさっておられる」とワシ、絶賛されてしまう。

「だってね、立場的に、家主の姪が片付けている形でしょ 私の姪に話して聞かせたら『私は絶対無理 やらない』って言ってました」

と言われてしまいましたw

 

Fさんは常日頃、本家のゴミ出しとか手伝ってくださっているので、本日は小籠包をお土産に買ってきたのをお渡ししました。

縁側奥の婚礼布団の話をすると、やはり、30数年前に叔母が嫁入りしてきた時にもってきたもののようでした(一度も使ってないまま死蔵→廃棄コースとかひどい話ですが)

 

謎のゴミをどんどん片付けてって、やっと回廊が開通しましたよ↓

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これでトイレまで最短距離でいけます。

 

そして床下からコレも発掘↓

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備前焼に見えますが…

多分、小代焼とかじゃないかな?

焼き傷があり、縁が欠けてますが景色が良かったので洗ってみました↓

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ほら、かなり筋が良いです。

 

そして床下からはこれらも発掘↓

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巨大火鉢とミニサイズ火鉢。

コレをキレイにして家の中に置くことにします。

 

本棚とエレクターシェルフの中身も全部出したところで時間切れ。

続きはまた次回。

そしてワシは今、全身筋肉痛です(昨日は15000歩歩いて775キロカロリー消費してました 痩せちゃう)