山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

アズキのこと

弐号機と黒メス猫の事で喧嘩になる。

弐号機「私が心を鬼にして、家に入ってこないようにアズキ(と、黒メス猫は弐号機によって名付けられている)を阻止してたのに!!お母さんがうかうかとアズキを家に入れて餌を食べさせている!!」
ワシ「別に餌はやってないよお。数時間おきに『ニャッニャッ』って小刻みに鳴きながら二階に上がってきては、まめ福の餌器に顔を突っ込んでボリボリとドライフードを食べているだけよ。『あ!?勝手に餌食べる気なの?まめ福は今、留守よ!』って言うと、振り向きながら悲しそうな顔するんだもん。ジンゴロウちゃんと同じ顔して」
弐号機「だからって野良猫を家に入れて良いはずはないでしょう?現に茶トラの野良猫とか家に入ってきたら追い回して追い出すくせに」
ワシ「餌を食べているスキにアズキの腹を触ってみたら、明らかに中に子猫が数匹入っているのよね。そんな猫がお腹をすかしてたら、家に入ってきてドライフード食べるのはやぶさかじゃないよね」

弐号機「まめ…また最近、餌も食べずに外に出ずっぱりだよね…どこに出かけているんだろう?」
ワシ「別のメス猫に種付けするのに夢中なんじゃない?」
弐号機「最低!!

ま、犬猫の世界は基本、そんなものよー。

弐号機「ワイがね、昨夜、テレビ見ながら夜更かししてたら、アズキが鳴きながら二階に上がってきたから、よしよしって撫でてあげたら、安心してムートンの敷物の上で気持ちよさそうに寝てたのよね…」
ワシ「おいおい、ワシより罪深くないかその行為は」
(とか言いつつも、ワシが同じ立場に置かれたら、アズキが気持ちよさそうに寝始めたら放って置くよな)

しかし、アズキは野良猫にしては人馴れしすぎているし、なにより身なりがきれい(野良は体毛がボサボサな事が多い)
どうも人に飼われている気がするのよねえ…それかもともと人に飼われてて捨てられた個体なのかも。

ジンゴロウちゃんはもともとが野良猫だったので、人馴れするのにものすごい時間がかかったし、信頼関係を築くのに10年以上かかってしまった。
それに比べると、アズキは見た目はジンゴロウちゃんにうり二つなのに、性格は真逆よ。

そしてアズキは数日、ウチの周辺をウロウロしてはたまに餌を食べに来てたのに、姿を消してしまった。
次に現れる時はお腹ももっと大きくなっているんでしょうなあ…
生まれたら飼い主募集のポスター作らなきゃ。