山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ジャンゴ 繋がれざる者

借りてきた映画、二本目は「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年 クエンティン・タランティーノ監督)でございます。
物語はこんな感じ↓

元の持ち主のところから脱走して失敗し、奴隷市場に売り払われようとしてた黒人奴隷のジャンゴは、ドイツ人の歯科医シュルツに救出される。
シュルツは表は歯科医という事になっているが、実は賞金稼ぎを生業にしており、自分が追う悪党三兄弟の顔を知っているジャンゴを探していたのだった。
ジャンゴは成り行き上、この賞金稼ぎのシュルツと行動を共にする事になるがそのうちに思わぬ銃の才能を発揮し、「仕事の相棒」としてシュルツと賞金稼ぎをして行く事になる。
ジャンゴは自分と引き離されてミシシッピで売り飛ばされた妻を探しているのだが、そのうち、残忍な農場主がその持ち主とわかり、シュルツと共に救出に向かう。

物語はワシが子供の頃に見てた「マカロニ・ウェスタン」の世界観なんですよ。
本当にあったかどうかもわからない「黒人剣闘士」に死ぬまで戦わせるとか。
「映画だから嘘でもいいじゃん」な映画です(^_^;)ま、「キングスマン」と思わぬ共通点でしたw

残忍に人が死ぬ!
犬に噛みちぎられて血がドバー。
頭打ち抜かれて血がドバー。
な、映画です。

マカロニ・ウェスタンでは主人公は白人で。せいぜいメキシコ系とかが出てくる程度でしたが(どうかしたら女優はイタリア人揃いとか)
黒人を主人公に据えたのが目新しいですね。

デカプーことレオナルド・ディカプリオミシシッピの姉と怪しい関係を感じさせる残忍な農場主を楽しそうに演じております。

※「奴隷なんざこの一撃でぽっくりさ」なサディスト農場主


※ドイツ人のシュルツはジャンゴを自分と対等に扱い、行く先々で奇異な目で見られます

前に見た「イングロリアス・バスターズ」が実にくだらなくて(ナチスの歴史捏造映画)大笑いして見てしまったので、この「ジャンゴ」も見てみたんですけど。
面白かったですね。
「大作映画の顔をした娯楽お馬鹿映画」です。笑って楽しんで見ちゃいましょう。
天国の門」もこれくらい吹っ切れればよかったのに…