山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

再見「キングスマン」

去年、劇場で見て大層面白かった映画「キングスマン」がレンタル屋で100円になってたので借りてきましたよ。
今思えば、福岡市西部地区に唯一あった映画館(ヤフオクドーム横)で見た最後の映画がこれになっちゃってたんですね(人聞きが悪いw再来年くらいに装いも新たに再建される模様ですが)

映画の詳細はこちrからどうぞ↓

「キングスマン」

さて。改めて見て、映画のオープニングからして「洒落てんなあ!」と感心しました。
ヘリが敵のテロリストのアジトへ攻撃をしかけるときに、ヘリから兵士が二名、ロープでぶら下がっているんですよ。
「コレは映画だよ。楽しんで!」という監督のメッセージがビンビン伝わってきますね。

この「ヘリがなにかをぶら下げて始まる映画のプロローグ」と言えば。
なんたってフェリーニの「甘い生活」でしょう。
あれのパロディ?オマージュ?としても見ることが出来ますね。

そしてそのヘリはテロリストのアジトになっている廃墟を攻撃するのですが、銃撃を受けてレンガの壁が砕けて地面に散らばると、その散らばったレンガが文字になって映画の始まりを告げるのです。

うーん、素敵!

そのあたりはかなり監督本人が確信を持ってやってて。
物語はハラハラ・ドキドキのアクションものから何故かかなり悪趣味な展開を見せます。

でもここで監督は「笑ってよ、楽しんでよ、コレは映画なんだよ?」と主張するのです。素晴らしい。
最後まで楽しめますよ。
もしもあなたが悲しい気持ちだったり、寂しい気持ちになってたら、是非この映画をご覧くださいね。



※神はすべてを許すぞこの映画というフィクションの世界においては(写真は「甘い生活」のオープニングシーン)