山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

火を護る乙女

初号機が「遅くなったけど母の日のプレゼント」と言いつつBABYMETALの1stアルバムをプレゼントしてくれましたw(^_^;)わ、こんないいものくれなくてもいいのにー。母は小金を貯めて自分で買うのにー。でも嬉しいわ、ありがとー(*´∀`)ノ

ワシがネットで追いかけてたUSツアー前半戦も無事に終わり。ベビメタちゃんたちも次のヨーロッパ・ツアー(来月)まで、世を忍ぶ仮の姿に戻って普通の高校生として暮らすんでしょうかね。

いやあ、しかし、今年のUSツアーは感動しましたねえ。
ライブを重ねるごとにどんどん演奏も歌も踊りも(神バンドのソロ部分も)キレッキレに切れ味が鋭くなって行って。
「どこまで行くつもりなの!?」とびっくりしながら見守っておりました。
観客を思うままに操り、ジャンプしながら歌ってても全然ぶれない。踊りも歌もマッシュアップされて行っててなんとまあ、日本はついにそのアイドル文化の中でとんでもないモンスターを生み出してしまった事かとひたすら感心しておりました。

でもここで、阿蘇神社の摂社である「霜宮神社」で行われている火焚き神事の事を思い出してみてください。

悪霊を鎮めるために59日間に渡って火を燃やし続け、神社の敷地の外に出ることすらタブーとされた「火焚き乙女」はその地域から選ばれた童女だったじゃないですか(今は家に帰れるらしいが、ワシが高校生の頃はがっつり59日間、小学生の女の子が自分の世話をしてくれる親戚の女性とともに毎年、神社にこもって火の番をしていた)

この事からもわかるように、この世で最も清らかな存在こそ、神さまに近づけるんですよね。
それは「乙女」でなければなりません。

「音楽の神様に愛されているなあ」とこのUSツアーのファンカム(ファンが撮影した動画)を見ながら、シミジミと感じましたね。
歌と踊りをこの純粋さと力強さを持って神さまに捧げれば、きっと神さまは下りてきてくれるんですよ!それを証明しているんですよ。

シカゴでの「Amore 蒼星」とか思わず泣いちゃいましたね。
この若さあればこそ、この青臭い歌詞に説得力が生まれる気がします。