山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

正月早々びっくりするワシ

お正月に仕事に出かけていた時のこと。
車でラジオを聞いていたら、戦後史特集?みたいな番組をやってて。
丁度、終戦の時の玉音放送昭和天皇による終戦詔書大東亜戦争終結詔書、戦争終結ニ関スル詔書の音読放送)の話をやってたんですね。

何気なく聞いていたら、女優の中村メイコが今に至るまで、あの玉音放送を「生放送」だと思っていたらしく、「生放送、さぞかし大変でしたでしょうに」と放送中に言ってて、思わずワシはハンドル操作を誤りそうになりました。
「いやいやいやいや」(´⊙ω⊙`≡´⊙ω⊙`)

アレは「録音」だったはずで。
その騒動を描いた「日本のいちばん長い日」という映画だってあるのに(監督は岡本喜八!)
大女優の中村メイコはそれを見ていない…??という事か??(◎_◎;)ま、まあ、自分の出演作以外は見ないってポリシーの女優さんもいるかもしれないが。

というか、その時代をリアルに生きた人たちは、「玉音放送は生放送」と信じて疑わなかったんだろうな_と想像はできますが。
その後、いろいろあって。事の次第が詳らかになって。
「アレは録音だった」という事は、周知の事実とワシは思ってたんですけど。

「そうか、知らない人もいたんだ…」(´ω`)
とワシはシミジミと思ったのでした。

すると、その放送中にアナウンサーの男性が、
「あれは録音でして、原盤(マスターレコード)が放送博物館に展示してあります」と訂正を入れたんですね。

「あ。そうそう。確かそうよ」
とラジを聞きながら頷くワシ。
すると、中村メイコが更に追い打ちをかけるこんな発言をなさったんですね↓

「そんな!当時、録音の技術ってあったんですか!?」

しええええええええええ工エエェェ(´д`)ェェエエ工
エジソンとは一体、何だったのか?映画の技術だってあるんだから、録音の技術だって…というか。
この人の夫は音楽家?だったよね…
鉛管にレコーディングするとか、SPとか。
そういう録音技術の変遷も実際に見て知っている(蓄音機も)はずなのに、彼女が一体、なーにを言っているのかワシは瞬間、わからなくなってしまいました(^_^;)

ま。実際に映画に出ていたことと、実際に蓄音機を聞いてたことと、自分の考えの範囲が及ばないことに相関関係は無いのかもしれませんね…
ただ、非常にビックリしたお話でした。