山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

テレビも本もノンフィクション

先週、シリーズでやってたBS世界のドキュメンタリーが面白くて。
録画してまで見てました。
「百聞は"体験"にしかず」というシリーズだったんですけど。
ワシが見たのは、イギリスの「実践!19世紀エコライフ ?ビクトリアン・ファームの秋?」と、 「花嫁にはナイショで」(花婿が全部一人で結婚式を仕切ってみたら何が起きるのか?)の回。

ドキュメンタリーというより「リアリティ番組」って感じで。
前者は、歴史学者3人(男性2人女性1人)が田舎の数十年間放置されてた農場を借りて、まるまる一年間100年前の農家の生活をまるごと再現するというものでした。

冬は寒いわw風呂には入れないわ(熱いお湯でタオルを絞って体を拭くだけ)
農法や農具も当時のものをそのまま使うのですが、さすがにソレぐらいだと結構いろんな物が発明されてて。
馬に引かせて使う小麦刈り取り用のコンバインとかあって面白かったです。

一日中食べることに追われて、農作業も家事も大変そうですが手仕事にはまったりひつじや豚の世話を楽しそうにしているのが見てて興味深かったです。
ま。日本もつい何十年か前まではこんな感じだったんでしょうけど。
人手が多い分、ターシャ・テューダーより楽しそうでしたw
本の知識でしか無かった100年前の生活をまるまる1年間実践できて歴史学者も幸せそうだったし。
近所の人も協力して全員ビクトリア朝時代のコスプレで出てくるのも眼福。
農場を貸してくれた地主さんがその地方の貴族の人らしく、お城に住んでて堂々とした威厳ある振る舞いだったのも興味深かったです(そうだよ、農場経営は貴族の本職なんだから)

一方、「花婿が取り仕切る結婚式」は本当に悲惨でw
男の人に向いてない仕事って確実にあるんだなと、目を覆うばかりの悲惨な、でも爆笑の連続の番組内容で、面白かったですね。
花嫁は「ただ普通に伝統的なオーソドックスな式を挙げたい」と思っているのに。
花婿は「いつかラスベガスに行きたいって言ってたから、会場はラスベガスの雰囲気で派手にデコレートするぞ!!」と無茶苦茶に張り切ってたりw

イギリスのごく普通の家庭の暮らしぶりも興味深かった。
美人のカーチャン(ワシと同世代)が心配しながらも娘を見守る様子とか。
トーチャンが娘を慰め諭すシーンとかすごくヨカッタです。
子どもを心配し、見守るのはドコの国の人も変わりません。