山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

博多に降るは乙女の涙雨なのだ

と。言うわけで。
本日は長女子の高校の卒業式でした。
ただいま?。

なかなかいいお式で(って書くと、葬式みたいだわ)
乙女たちの歌声も爽やかで。女子高らしい、シミジミとした暖かな家庭的な卒業式でした。
だって、三年間同じ20人のクラスメイト、同じ担任でずーっと過ごしたんですものね。別れがたいよね。

よもや泣くまいと思っていた長女子が、結構泣いててですね。クラスメイトや担任に御礼の言葉を述べる場面では大泣きしながら「みんなありがとう」と言ってました。
コレにはワシもビックリ(「まさか泣くとは」)でした(^^;
カメラを持っていったのに、写したのは長女子の半泣き顔ばかりという。

なのに、最後の担任の挨拶で。一人ひとり生徒に当てて声を掛けて下さる場面ではただ一人我が長女子、
「●っちゃん(呼び名)、ロッカーの鍵、早く返して下さい」
とか言われてて爆笑。
(他の生徒には「●●(苗字)さん、あなたの頑張りは本当に素晴らしかった」とか「●●さん、お掃除をいつも早朝からし続けてくれてありがとう」とか「一緒に泣いて笑って過ごしたね」とか、心が暖まるチョイいい話系の声掛けだったのに…ウチの子だけ苦情申立てw<後で事情を聞いたら、鍵を返す日が二次試験当日で学校を休んでいたので、返しそびれていたらしい)

しかし、どうも最後までクラス内での声かけを聴いていたら、呼び名で呼ばれていたのはウチの長女子だけだったようで。
壁に貼られた三年間の色んな学校生活の場面の写真にも、長女子キャプションには「●っちゃ??ん!」と書かれていたので。
ま、そんな感じの子って事です。

帰る前に担任の先生にご挨拶に行くと、
「先日、校長先生の前で●っちゃんが奨学生代表で御礼の言葉を言う機会があったのですが、カンペも見ずに、見事にお礼のスピーチをやってのけて、素晴らしい出来でしたよ!」
と言われてビックリ。
そんな事もやってたのかい。

その後、本当は禁止されていたのにまるまる三年間仲間に入れていただいて、楽しい高校生活最大の原動力となった美術部の部室へ行き、後輩たちからプレゼントを貰い。楽しいひとときを過ごしたようです(ワシら夫婦は玄関前で待ってた)
ひな祭りなのでケーキを買って帰宅。
長女子は美術部の仲間とカラオケして帰るんですってさ。