山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

謎のチュートリアル大会

長女子が、「今日は予備校のチュートリアル大会があるから、帰りは少し早いくらいかもね?」などと朝、ワシに言うですよ。
チュートリアル大会って何?」と尋ねると、
「あのー、先生方が隠し芸をやったり、豪華抽選会があったりする、予備校の受験生応援壮行会みたいなものらしいよ?」と、長女子。

「予備校って勉強しに行くところじゃなかったんですか?そんな隠し芸の演し物がある壮行会までやって下さるんですか?」
と聞き返すと、
「なんか、楽しいらしいので、出席しようかと思う」と長女子。
なんだいなんだい、受験生、余裕だな。
「どこであるの?」と尋ねて答えを聞いてひっくり返った。
町中にある、クラッシックのコンサートも行われるような一流のホールを借りきって行われるんですってさ(ーー;

「その代金も授業料から出ているって事よね?」
などとケチくさい心配をしてしまうワシ(貧乏性)
授業料自分では払ってないクセに。やーらしーいわね!

そして、夕方。
というか、夜になって長女子帰宅。

「もう、チュートリアル大会、めちゃくちゃ楽しかったよー!」だって。
ま。受験生の青春、真っ暗闇だもんね。
そもそもは、この行事。
日本全国にあるこの予備校でちゃんと各地域ごとに毎年行われていたそうなのですが…
今は、福岡校のみの行事だそうで。

「なんでそんな事になっているの?」と尋ねると、
「なんか、他の学校は準備が大変だったりして、どんどんやらなくなって来たみたいなのよね…でも福岡校は講師の先生がたがすごく燃えてて、夜はスタジオに毎日通ってバンドの練習に打ち込んでいるから、やめないみたいよ?」ですってさ。

…それ、受験生の応援のための壮行会というよりは、講師の先生がたの年に一回の裏芸発表会なのでは…?

講師の先生がたのユーモアたっぷりの話芸やバンド演奏(ブルハの「トレイントレイン」だったそう)で、二時間以上たーっぷり楽しんで帰って来ました。
「数学の先生があんなにドラムが上手いなんて知らなかった!」と長女子。

この先生は「まるっきり数学音痴」だった長女子に、ついに「数学を完全に理解させる」という、難技を見事成功させた人物であります。