山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

初老女一人旅・初日その1

いつのもように朝5時前に起きる。
猫に餌をやって、朝飯作って弁当作って長女を起こしていると、次女も起きてきた。
「お母さんとお姉ちゃんを見送りに駅まで行く」と次女が言う。
「そうかい」と次女の分も朝ご飯を用意しながら「まだ寝てて良いのに」と言うと、
「だって、明日まで会えなくなっちゃうんだもん」と次女。
寂しいのに我慢しているんだね、偉い偉い。

洗濯物を干して化粧して、夫を起こして一家家族四人、車に乗り込み最寄りの駅まで。
長女とワシは同じ電車に乗って移動するのだが、いつもより5分以上早く家を出る。
だって、新幹線には絶対乗り遅れたくないので、余裕を持って家を出たのよ。
駅前のロータリーで夫と次女に手を降ってお別れして、長女と一緒に改札を通る。

駅のホームは夜明け前で真っ暗。
でもちゃんと電車待ちの人は沢山いて、「朝からみんな動いているんだなあ」と感心する。
いつもこんな時間に長女は電車に乗って夜まで学校で毎日勉強しまくっているんかい。
ご苦労な青春だなあ。

ワシが長女と朝の電車に乗るのは実は初めて。
長女がいかにして眠りに落ちていくのか?の一部始終も今回とくと見せて貰ったぜw
(夫は一度、出張の時に同じ電車で長女と出かけた事があるので、「あいつ瞬殺で眠りに落ちるんだぜ」と語っていた事が証明されてしまったw)

博多駅に着いたら長女案内で最短距離コースを辿って新幹線乗り場へ。
ただいま、博多駅は大改修工事の真っ最中でもう一体、何が何やら状態。
ワシ一人では最短コースが判らなかった事だろうよ。

新幹線乗り場の階下の大きな柱の前で、
「では、明日の四時半にこの場所でまた会おう!」と宣言してキャリーを曳いて階上へ昇る。
新幹線出発時間の10分前だがホームに上がり着いたのと同時に「のぞみ」が入ってきた。

博多駅から乗り込むお客さんはビジネスマンだけ。さすが平日早朝(夜明け前)
それでも一車両当たり10人程度でガラガラである。

「のぞみ」に乗り込んで早速、持参した朝ご飯をモグモグと食べ始めたら夜が明けてきた。
「のぞみ」もそれと同時に出発。
食べ終わって歯を磨いたらもう小倉着w(@15分)
すると、またぞろビジネスマンが「どどどっ」と乗り込んできた。