山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ロキノンに本気で怒るワシ

で、つまり昨日の日記の結論は、
RadioheadIn Rainbows素晴らしいよ。買った方が良いよ。iTuneStoreで買うと、驚きの価格1500円ポッキリだよ。コレを聴くと元気になれるよ、便通も良くなって毎朝快調!だよ。ウソじゃないよ、家庭の不和もたちまちコレで解決さ!試してご覧」
って事ですね。

昨日、買い物に出かけて、ついでに書店に立ち寄り、
「ふむふむ、世間の動向はどうなっておるのかな?」とリサーチ。

すると、最新号のロキノン(rockin' on)誌の表紙がRadioheadじゃないか。
「ふーん」と手に取ると、「トム・ヨークによる、In Rainbows全曲解説!」とか書いてある。

「おお、コレはチェケラッチェケラッ!!」
とパラパラと立ち読みを始めるワシ。

しかし、ココでワシは重大なミスを犯しているのに気がついた。
この最新号はつまり、「2007年ベストロックアルバムはコレだ!」の特集号だったんである。

なのに、呑気に、
「ふーん、ロキノンが選ぶ2007年のベストアルバムって何よ?やっぱりリンキンパークとか?えへへ、U2だったりして。新譜出しているかどうかなんて知らんけどー。うへへへ」<知っている人は知っているがワシはU2がキライ__というか、「ボノうぜえ」と思っている。
と、鼻で笑いながら、パラパラとページをめくっていたら・・・・

なんと「2007年度ロキノン編集部が選んだベスト洋楽アルバム第一位」は、RadioheadIn Rainbows!!

「ウーーソーーだーー!!ウソだと言ってくれぇーー!!!」
思わず取り乱すワシ。

だって、ハッキリ正直に申しまして、多分、この作品は従来の人気作品「KID A」とか「OK Computer」とかとはかけ離れていますぜ?
「Pablo Honey」好きのワシにとってはドンピシャーリな大ヒット作ですが。

多分、今のRadioheadがこんな作品を作ると言うことは、得に近年のファンにとっては「理解しがたい」「納得がいかない」事だと思えるんですよ。
正直申しまして、近年のRadiohead好きにとっては「問題作」ですよ=In Rainbows

このロキノンの「ベストアルバムの選択基準」を無茶苦茶「しゃらくせえ!」と感じてしまいました。
しかも全曲解説してくれているトム・トークに対するこのインタビュアーの不遜な態度も許せない。

もっとアーティストに作品に対してリスペクトを示せよ。
作品を利用するな!
その作品に賞賛を送ることで自分の価値を高めようなんてさもしいし。