山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

バンドはファンを選べない

と、言うわけで。
ビークルは今、結構な岐路に立たされているんじゃないのか?と思う次第でございます。

「楽しく騒げて他人が怪我をしようが演奏者の機材が壊れようが全くお構いなし。人の迷惑顧みず、バカどもの迷惑行為が横行するただの無法地帯なライヴをやるったらやる。音楽も売れたらソレで結構。自分を削ってまで作品なんか作るつもりはナシ。音楽業界で生き残るのに、一番大事なのは戦略ですよ?」
と、言うバンドになるつもりなのか?
それとも、
「歴代の伝説のバンドに連なるような、渾身の演奏。何年経っても光り輝くような楽曲を素晴らし演奏で演奏し続けられるバンドになりたい。ファンとアーティストが素晴らしい瞬間を作り出すようなそんなライヴをいつまでも続けていたい」
と、言うようなバンドになりたいのか?

今回の対バンツアーの顔ぶれを見る限りは、ビークル本人達の本意は、後者にあったような気がするのですがね。
それはワシの一方的な思いこみによる妄想だったんでしょうかね?

まあ、「無法地帯なライヴ」と言えば、銀杏BOYZとか連想されますが。
アレに関してワシは「全然オッケー」だと思っていますので念のため(やっている本人が渾身の力で、本気で自分の信じている事を不器用ななりにも必死でやり続けている姿は、むしろ感動を呼ぶと思っている)

話を元に戻せば、つまり、ビークルはココで傍若無人な一部のクソバカタレ共を切り捨てられるのか?そこにこの話の重点がかかってくるような気がします。
クソバカタレとは言え、ファンはファン。
急に糞真面目になって、マジギレしまくって、
「オマエら、いい加減にしろ!オレがリスペクトしているバンドに向かって失礼なことをするな!!」
ってヒダカトオルが怒鳴ったら、どうなるんでしょうね?

まあ、おそらくはそんなクソバカタレ共は、
「なーにマジになって怒ってんのー?あははー。マジギレ格好悪い?。ってかこの状況ってレアだし。記念に写メっておくかー。わははは」
ぐらいの反応か、もしくは、
「ヒダカ、オマエがリスペクトしてようがオレには関係ないじゃんかよ。なーにエラソーに喋ってんだよ。ほれほれ、おーまんこーおーまんこー。おまんコールもっとやろうよー。前のお姉ちゃんの乳も揉んじゃうよーん♪」
だったりしてね。

でもそれが今のビークルファンの一部であるのは事実なんだよね。