山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

2046

えーっと。今、レンタルDVDで「2046」観てたら、一体、日記に何を書こうと思ってたのか?が皆目ワカランようになっていたorzアルツ?
予想していたよりズーッと面白かったのが、イカン>「2046」

とにかく、世間的には評価が低い映画なんだが、ワシからすれば「十分オモシロイ!」し、しかも「恋愛映画としてとてーも良く出ていた」よ。ホントよ。
トニー・レオンがいつものようにシオシオとしおたれながらもちゃんと女性を次々口説いて(口説いては無いか?なんか「流れ」的にソウナッチャウ場面多し)華麗に「恋のロンド」を次々踊って行くような映画でした。
(ロンド=相手を次々に替えて踊る円舞曲)
「40男のズルさ」「40男のデカダンス」「40男のダメっぷり」「40男のビンボーっぷり」
いやはや、なかなかこういう映画って日本では作られないよなあ。

なんでこんなに(大人の)恋愛映画が上手いんだ、ウォン・カーウァイ!!(憤)
あの顔でなんでこんな凄い恋愛映画が作れるんだ、納得がいかねえーーヽ(`Д´)ノ

ネタバレかもしれないが、映画中で語られたセリフが素晴らしかったので、忘れないうちにココにメモっておこう。

「求め続ければチャンスは永遠にある」

「選ばれなかった僕らでも明日は来る」んだね(半泣)
思わず、「然り!!」と膝をたたいちゃったよ。
これから中年になる人。中年になるのが怖い人。中年になるのは嫌だなとおもっている人。
必見の映画である。
中年になるっていうのは、実は結構面白い事もあるんだと、この映画が教えてくれます。

「ちょい悪」とか言っているうちはダメダね(断言)
自分の中のデカダンスと向き合って、とことんこの人生を味わって行かないとモッタイナイや。
モッタイナイオバケが出ないうちに、自分の花が咲いているうちに。
恋のロンドを踊りましょう。

…てウォン・カーウァイに言われるのがどう考えても納得がいかないのだが。
だって、あのボンズ頭+色眼鏡のドウ見ても「ホモ勝ちゃん」(ライターの勝谷征彦=「たかじんの委員会」レギュラー)なルックスの裏に、こんな色気があるというンが、どうにもこうにも、ワシ…

腑に落ちません!!(再憤)

あぁ、またしてもウォン・カーウァイにウットリさせられてしまった(悔)