山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

レンタル100円祭り

夕べ11時間も眠ったらなんだかスッカリ風邪から回復。
「やっぱり寝るのが一番の薬」と言いつつ、久しぶりに布団も干して(冬場の福岡の気候は曇り空が多く、湿っぽいので布団を干すチャンスが少ない)、今年初散歩に出かける(今までワシの代わりにせちたろーに行ってもらっていた)

日差しが穏やかでポカポカと暖かく、年末からの寒気が一気にどっか行っちゃったような陽気。
この陽気に誘われて、我が家の猫軍団4匹も全員外に出払った。
家に一匹の居残りも無し。
山を下って海を目指す。

海辺の神社に初詣しようか?と一瞬考えるが、お金を一銭も持ってきてなかった(--;
「うーむ、この次」と思い直して海岸を歩く。
波は静かで砂浜にチャポチャポと波が打ち寄せている。
入り江は静かで、白鷺が波打ち際に立ち、波の上では数羽のカモメが揺れている。
遠くの岩場の上にはウミウが羽根を広げて日光浴中。
平和な眺め。

畑の中の道を辿って家に帰っていたら、農作業中の腰が曲がったお婆さんと目が合った。
思わずニッコリして「おめでとうございます」と挨拶を交わす。
そういやあ、今年始めて家族以外の人と口をきいたよ。

家に帰ったら盛大に洗濯物を干し、お昼ご飯を作って、借りてきたレンタルDVD100円祭り。
せちたろーが観たがっていた「着信アリ
監督が三池崇史なので、「多分、頼まれ仕事でもちゃんとやっているんだろうなあ」と思って観たら、その通りだった。
こんなお金儲けだけが目的のどーしよーもナイ映画をちゃんと、キチンと作っている職人=三池監督に思わず敬意を払う。

コメンタリーも収録されていて、原作者の秋元康と三池監督の対談になっているのだが、本当に秋元康って上っ面だけの男。
映画そのものも話を聞きたいのに、なんでこんな「一般論」を話して平気でいられるのか?神経を疑う。
そのコメンタリーの話を聞いてても、しゃらくさいやら薄っぺらいやらで、思わず笑う。
こんなツマンネエ男の仕事もちゃんと引き受けて、形にしてそれなりに見せる事が出来るんだから、三池監督ってエライなあとシミジミ感心した。

元旦は出かけたものの、昨日、今日と二日続けて家にこもっていたのでさすがにコオニタンが、
「もう退屈?」と悲鳴を上げ始めた(^^;
ごめんねえ。もう母ちゃんは体調がいいから、明日、公園にでも行こうねえ!