山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

イノシシの季節・近所の爺さん

残暑。
熱いんでしゅけど???(<弱音)
散歩。炎天下、ボイスとウロウロ歩き回る。
山の中の道で生まれたばかりのヤマカガシ(毒蛇)の子供を見つけた。
踏むかどうしようか迷っているウチに蛇の赤ちゃんは藪に逃げ込む。

森との境にある斜面には深々としたイノシシの足跡。
夏も終わったらしい。
夏の間はイノシシも滅多に山を下りては来ない。
ボイス、匂いに反応して、山の中へ追跡をしたがる。
「イイから」とリードをヒイテ、散歩続行。

イノシシ事件の事件現場を通りかかる。
ボイスの顔色が変わる(犬なのに)ので、「ん?」と見ると、ボイスの鼻がソレだけ別個の生きモノのようにビクビク動く。
「え、イノシシが居るの?」とボイスに話しかけると、ボイス後ろ足で立ち上がって二本足で直立。
背伸びして遠目を効かせようと、クビまで伸ばしている。
どうやら藪の奥でイノシシが寝ているらしい。

「いやっ!!もうイイカライイカラ」と無理矢理、「イノシシ??、倒す??!」とスッカリヤルキモード全開になっているボイスを引きずって現場から引き剥がす。
もう、あんな思いをするのはゴメンだ。
でも今、ココで放したら、絶対イノシシとの死闘再現になるから放すわけには行かない。
(ボイスはヤルキ満々)

夕方、せちたろーのスイミングに送って行ってたら、4軒隣の爺さんが炎天下歩きながらワシに手を振っていた。
「あ、こんにちは?」と言いながら通り過ぎかけたら、爺さん、必死の表情でワシを見ている?

「どうしました?」と車を停めて声を掛けると
「修理に出した車を取りに行くけどついでに乗せて行ってくれないか?」とおっしゃる。
ワシは元来親切なオバサンであるので、「良いですよ」と近所のスタンド(2km先)まで乗せる。

所が爺さんの車は、このスタンドで修理できるモノではナカッタらしく、町の修理工場へ転送されていた。
「どうしよう」と爺さんが困っているので、
「家までお送りしますよ」と言う、親切なワシ。

もともとせちたろーをプールに送る前に、本屋で本を探すつもりだったので早めに出かけていたのだが、この爺さんの送り迎えで、スイミングに丁度良い時間になっちゃう(^^;
爺さん、ワシに散々お礼を言って家に戻る。
近所の子供の世話だけでなく、爺の世話マデするワシ(--;

本屋には目当ての本はなく、せちたろーにそのお詫びに「パタリロ!」を買って帰る。