山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

せちたろー、強がりを言う

急いで散歩に行って、ゴミ出して、午前中は幼稚園の入園説明会。
で、子鬼連れて会場に行くと、何故か隣町の友人Tがいる!

「なんで??地元の幼稚園に行かないの?」と聞くと、
「この前、説明会に行って来たらなあ、ツマラン幼稚園やってん。コッチの幼稚園、せっちゃん(ウチのせちたろー)もかよてたしなあ、ええのんちゃうかとおもて、きてみてんやあ」(神戸出身)との事。
彼女とワシ、一緒に弁当持って舞鶴公園に花見に行って、その年内に二人とも妊娠したという過去がある。
この花見はそのセイで「マン(縁起)がイイ」という事で伝説化している。

彼女は2年保育、ウチは3年保育。
同じ幼稚園に通えるとイイですなあ、お互い。

と、園長先生の説明を聞いていたら、年少担任だったT先生がワシに向かってブロックサインを送ってくる。
「?」と見ると、「いつも、HP読んでますー」との事らしい。
だはは、恐縮。汗が出る。
と、次は副園長先生がワシに向かってブロックサインを送ってくる。
「?」と見ると、手にメモを持って、ヒラヒラさせながら、近づいてくる。
メモを渡されて、見ると、「せっちゃんが、39℃の熱で小学校の保健室で寝ています。迎えに行ってください」と書かれているではナイかっ!?

慌てて、皆さんにお別れを言って移動。
道を80kmでぶっ飛ばして小学校へ。
保健室へ行くと、保健の先生が「ああ、ヨカッター!」と言って走り寄る。
二時間目から高熱が出たらしい。
でもせちたろーはワシの顔を見た途端、「明日の遠足には行くけんね!」と強がりを言う。
明日は「鍛錬遠足」
近くの山(標高300mくらい・海っぺたにそびえる小山)に遠足の予定。

せちたろーを抱きしめると、モノスゴイ熱。
「こんな熱だして、ナニ言ってんのよ」と言うと、
「イヤだ!一日寝ていれば治るもん、行くー!!」と駄々をこねる。
保健の先生、「お母さんの顔見た途端に元気になっちゃって、もう。さっきまでグッタリしていたのに」と言う。

帰り道、病院に寄ってM先生に診ていただく。
「せっちゃん、明日の遠足は無理だよ。もし、熱が下がっても、明日は寝ていなさい」とM先生に言われ、せちたろー、診察室で泣き崩れる。
「遠足、モノスゴク楽しみにしていたのに」と大泣き。
「無理して山の上で冷たい海風に当たったら、肺炎になっちゃうよ」とM先生。
ベソかくせちたろーの背中を優しくさすってくださる。
M先生、優しい。