山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

思わぬ来客

日曜日のウチに図書館行き。
実は、以前住んでいたマンションはこの図書館のスグ、近所。

せちたろーが「あ?あ。ユウ君に会いたいよ?」と言う。
ユウ君とは、せちたろーの「生まれたときからのボーイフレンド」で、ウチを設計してくれたカームラ氏の長男。
5?6年間同じマンションの中庭を挟んだお向かいの部屋同士で、毎日お互いの家庭を眺め合って(ダイニングルームが向かい合っていたのでお互いが毎日丸見え)暮らした仲。

「そんな、家を出るときに電話してれば、図書館で待ち合わせも出来たのに」と言うと、
「いやん。恥ずかしいんだもん」だって・・・(オンナ心?)

図書館で笙野頼子2冊と、イギリスであった「10歳の少年二人による2歳男児の惨殺事件」のルポルタージュを借りる(この事件はニュース等で見かけたが、詳しいいきさつを知らない。もうじき、この犯人の少年達も出所するらしい)

そーいえば、病気で寝込んでいたダンナが、寝込んでいる最中に枕元に置いてある、ワシの読み差しの本を読んでいるウチに笙野頼子にハマってしまい、布団の中でバリバリ読んでいた。
「面白いよコレ!」と言う。
「新難解派らしいわよ」と言うと、
「いや?よく分かるわ。コレ」と言う。
ホンマかいな?

ダイエ●で子供服を見て、帰宅。
すると、カームラ氏のボルボが我が家の前に停まっている。
せちたろー大喜び。
ワシらの留守中にカームラ家が遊びに来たのだった。
「せちたろー、君の念力は大したモノだな」と言いつつ、家に入るとカームラ氏と息子のユウ君だけが来宅していた。
細君と長女は「明日から中学校が試験なので、家でお勉強中」だそうだ。
「いや、妻も遊びに来ようとしたのだけれど、娘が泣きながら『お母さん、ズルイ!置いていかないで』というので一緒に留守番になっちゃった」とカームラ氏。
お茶を飲みながら、お喋り。
子供らは一緒になって、庭で遊ぶ。

夕方、ボイスと子供達がオッカケっこをしているウチに、ボイスのワイアーロープに子鬼が脚を引っかけて転倒。
子鬼、痛がる。
カームラ氏帰宅後も「痛い痛い」と泣き続け。
ついに、ソレを見ていたせちたろーも、
「アタシがもっとちゃんと注意して見ていればヨカッタ。アタシの不注意でゴメンねゴメンね」と子鬼にあやまりながら泣く。
ソレを見て、子鬼もビックリして泣きやむ。
姉妹ってイイわね。

子鬼は擦り傷と打ち身。
傷は大したことはナカッタ。