山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「ウチ一番の猛獣」決定戦

「ぽちたま」を観ていたら、犬と猫が同居中の家に隠しカメラを設置して「お留守番チェック」をやっていた。
「あはは、ライブ・カム」と言いつつ観ていたら、どこんちも一緒。
犬は猫と遊びたくてたまらなくて、「遊ぼ遊ぼ」とチョッカイを出す。
猫は「うっさいわねー」というカンジでイカニモ煩わしいという表情。
そのうち、猫は犬から逃げ出して行ってしまい、犬は取り残される。

「うはは、ドコも一緒ね」と言いつつ観ていたら、この犬(チワワ)が立ち去る猫の後ろ姿を見送りながら涙を流し始めた(!)のだ。
「うわ。泣いてるよ」とご飯を食べながら「珍しい。涙、流す犬だ」と喋っていたら・・・・
子鬼の表情が見る見る崩れて、突然泣き出して抱きついて来た。

「え、ナニ?ドーしたんだ??」ビックリするワシ。
「わんわんがにゃっこーに・・・」と言いつつ「よよよ」と泣き崩れる子鬼。
「あ?犬が猫に置き去りにされちゃったのが可哀相なの?」と聞くと
「うん。わんわん、かわいしょー」と言いつつベソベソ泣く子鬼。
こんなロクに喋れない子鬼でも「感情の行き違いによる悲しみ」みたいなモノが理解できるのだ。スゴイなあ。
それにシンパシーを感じて一緒に泣いてやれるココロがちゃんとあるのだ。
人間のタマシイっていったい何時芽生えるんだろう?
生まれたときにもあるのかな?
喋れない子鬼にもチャンと(タマシイが)あるらしいコトが判明した夕飯時。

ウチの犬猫の場合は、ボイちゃんがクルに「遊んで攻撃」を仕掛けては、前足で「はっし!」とクルを挟み込み、「あうあう」と甘噛みして、クルに嫌がられてる(ほぼ毎日)
体重差がありすぎるので前足が乗っただけでもクルは重そうだ。
でも、この勝負。勝つのはいつもクルだ。
ボイス、鼻先に爪をかけられてクルにぶら下がられてても全然怒らずに笑って許してる。
クルが離れた後、ボイスの鼻を見ると「ポツポツ」と血が玉になって浮いているのに。
我慢強いオトコだぜ。

子鬼、クル、ボイスで一緒に遊んでいても子鬼を泣かせるのはいつもクル。
ボイスはまず絶対に、泣かせるコトはナイ。(子守犬の面目躍如)
大抵はクルがイキオイ余って子鬼をどついたり、ひっかいたりして泣かせている。

ワシが洗濯物を干しに行くときも雪柳の茂みに隠れて置いて、通り過ぎるのを待ってからふくらはぎに飛びついて襲ってきたりするぞ。
ウチの一番の猛獣はクル。
二番は子鬼。