山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

夫婦のクリスマスプレゼントの相談(愚者の贈り物)

ダンナ、岡田斗志夫の書いた「オタク学入門」を読書。
ゲラゲラ笑いながら、「オレってオタク!?知らなかった?!!」と言う。
「ワシは知っていたよ」答えるワシ。

この本に「昭和30年代生まれのオタクの典型的な部屋」という絵があって、ソレがまさにまさに「ダンナの部屋」(仕事場)なのだ。
アニメのビデオをCD(クラッシックとロック)に置き換えれば「ほぼ完璧に同じ」
怪獣やロボット、クルマのプラモ(ダンナ自作)も飾ってあるし?。
(ついでにガシャポン食玩(いわゆるお菓子のオマケ)もあるしー)
服装に構わないトコロといい、F-1の放送を毎回欠かさずビデオ撮りしているトコロといい、プラモ作りに人生の情熱のほとんどをぶつけているトコロといい、「コイツはオタク」←キッパリ!!
(いわゆる、太め長髪メガネ紙袋持参の「一見すぐわかるオタク」とは見た目が違うので大抵の人は気がつかないケド、ワシは大昔から「知ってた」)
なのに、ダンナは自分自身で、今の今まで気が付かなかったらしい。
「自分のコトは自分ではワカラナイ」というのは、この人にも当てはまっていたのだ。

「でもね、アンタもオタクよ!」とダンナがワシに言う。
「知ってるよ」
遠出するし、ヒトに会うのもスキだし、行動派で社交的だが、実は「オタク」
ワシも。てへ。

そんな二人の「お互いのクリスマスプレゼント」の相談。
「何か欲しいモノある?」とダンナ。
「いや、ワシはモノはいらない、愛が欲しい」(ワシの毎回のキメ台詞)
「あ。良い考えがある!ミカボはオレに『フルメタル極道』(三池崇史監督・ヤクザが改造手術をうけてサイボーグとなって復讐に来るという話らしい)のDVDをプレゼントして♪オレはミカボに『D.O.A』(三池崇史監督・トンデモ映画最前線大問題作←でも、ワシは好き)のDVDプレゼントするからー」

なんて夢のナイ殺伐としたプレゼントなのだ。
DVDは欲しいが、少なくとも「別の機会」にプレゼントして欲しいものだ。
この選択は「愛あるクリスマスプレゼント」にはふさわしくナイと、思うぞ。
別に、ダイヤの指輪が欲しいとか、ミンクのロングコートが欲しいとか、豪華客船の旅、グルメツアーに行きたいとか、ハワイでお正月♪とか、そーゆーワケではナイ(ホントにナイのか?)が、「ナンか別のモノがあるだろう」!?
オタク男に「そこんトコロ判って欲しい」と思うのは贅沢と云うモノなのカ?
ワシが悪いカ?