山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

日本オオカミ発見で、大フィーバー(死語)

いつものようにせちたろーと朝食を食べていたら(子鬼とダンナはまだ就寝中)、テレビの朝の情報番組で「朝刊一面チェック!」をやっていて、各主要新聞の一面記事の紹介をしていた。

ナニゲに、二人でボーと見ていたら、「日本オオカミ発見か!?」という記事が読売新聞の独占でトップ記事であった。
「ふ??ん。百年ぶりの発見ねえ」とネボケ頭でうすらぼんやりとテレビを眺めていたら、発見者撮影のカラー写真が画面に写った瞬間、ワシ、大いにオドロイタ!
せちたろーと二人で同時に「ぎゃっ!!ボイちゃん!?」と叫んでしまう。
ソレくらいによく似ていた。
と、いうかボイスそのものだった。

全身の骨格(脚が短め)、毛色、尻尾の形、顔に入った隈取りの模様、耳裏の毛色まで、瓜二つ!!

せちたろーが「コレは(日本オオカミじゃなくて)四国犬の野良なんじゃないの?」と言う。
ワシもソウじゃないかと思う。

しかし、専門家によると「耳裏の鮮やかなオレンジ色と丸い尻尾の先がオオカミの特徴」とのことらしいので、ひょっとしたらホントにオオカミなのかも?とも思える。
で、でも。
ウチのボイちゃんも、耳裏がトッテモ鮮やかなオレンジ色なんです。
これと同じ色の犬にはまだ会ったことがありません。
とても「変わった珍しい色」です。
しかも、ボイちゃんも尻尾の先、「丸い」んです。
どーしましょ?
困った。しかも、生息地は九州中部(先週温泉に行ったアタリ)らしいぞ。
ボイちゃん・・・どーも「吠えない」と思ったら、やっぱりオオカミだったのね(なんてね)

でも、ホントにホントにこの発見が「本物」だったら、じつに95年ぶりのニンゲンとの邂逅という事になる。
(たしかに、時々目撃例はあるものの、未確認の状態だし)
なんか、20世紀初頭に消え去ったと思われていた動物が20世紀も終わり近くになって、再び、人前に姿を現したというのは、なんだかロマンがあって、よろしゅおますな。

でも、日本オオカミは体長1m位らしい。
発見者の人も「小型犬くらいの大きさだった」と証言している。
うぅ??ん。残念。ボイス、サイズオーバー。

ダンナに教えて、web上の写真を見せたら、
「ボイスを10日ばかり絶食させて阿蘇の原野に離し、俺たちも写真撮って、投稿しようぜ!」と言った。
そうね。
せっかくだから、「ナショジオ」(NationalGiographic)あたりが良いかしら?
ナンと言っても、名門だし。