山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

「アメリカンビューティー」に大泣き

陶芸教室。
最近スランプ(←上達の見込みもナイし、食器棚にもう収まりきれないという理由)
隣町のHさんが現れて、「山麓通信、面白いよねえ!」と言って下さる。
「でも、あんな事書いて大丈夫?クレーム来ない?」とも言われる。

え!?何を書こうがワシの日記なんだし、ワシの自由の・・・・筈。
イヤなヒトは読まない。インターネットって、そんな世界じゃないの。
それぞれのヒトが自分に合った「泉」でゴキュゴキュして行く。
そんな風に捕らえているのだガ<インターネット。

ワシが書いた事に、文句があるヤツァ「こっから出てけ」(あ。高飛車な今日のワシ)
言いたいことがある、反論したいのなら、自分のサイトを持って発言すればいいダケのこと。

帰宅後、「アメリカンビューティー」を見る。
「青春よもう一度」「アメリカ人って自分は常に人生の勝者になれるって信じ込まされて生きる人たち」と様々な感慨を持ちながら、「この映画はアメリカ人自身には描けない問題を鮮やかに描いているなあ!」と感心・・・して見ていたらラスト!!

図らずも、感激のあまり「大号泣」
もう、涙が止まらなくて、声まで上げて「おいおいおいお???い」と泣き崩れてしまう。

と、ソコにダンナが現れて、「なんだ?アンタはコレ見ても泣くんかい!?」と一言ツッコミ入れて去る。
だってだって、ワシ、この主人公の感覚が、とてもとても理解できるんだもの。

ワシはこの主人公のラストの感覚(感情の抱き方)というのを
「わりかし、日常感覚として持っている体質」なので、この人の気持ちが痛いほど分かっちゃった。
・・・というコトは、ワシは何時(今)死んでも後悔しないタイプなのかも知れない。

勿論、娘たちはまだ小さくて「いまワシが死んだら、娘たちが傷つく」のは十分判っているが、ニンゲンというのは「突然死んじゃったりする」コトもある(事故とか病気)
でも、ワシもきっと「その瞬間」は世界中の美しいモノにお別れを言って、
自分にとっては身の丈以上であったこの「幸せな人生」に精一杯お礼を言って立ち去りたい。

美しいモノを沢山沢山、アリガトウ。
この愛しい世界にワシを置かせてくれて、アリガトウ。
光り輝くばかりの幸せな瞬間を与えてくれてアリガトウ。

あ。オセンチなワシ。
でも、子供を持ってヨカッタと思うのは「こーいう感覚が判るようになった」ってコト。
世間は「白いビニール袋」に惑わされすぎ。