山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

1/10でもワシ的には、かなりな金額

図書館へ行く途中、ダンナとワシの会話

ダンナ「夕べさ、映画の情報番組見てたらさ。ピストルズの映画「ノー・フューチャー」の紹介があってて・・・」
ワシ「ああ。ジュリアン・テンプルが監督したヤツね」
ダ「その一場面で、ちょうどジョン・ライドン(当時はジョニー・ロットン)がスタジオで歌入れしてるトコロが流れてて・・・」
ワ「ふんふん」
ダ「なんかね。『ワタシのゴーストが違うと言っている』っていう気がしたの」
ワ「ぎゃはは(核爆)」

ワカルヒトにはワカルが、この「ワタシのゴーストが・・・」のセリフは映画「甲殻機動隊」の中の主人公・クサナギモトコのセリフ。

ダ「だってさ。当然なんだけど、ジョン・ライドンがスタジオでちゃんと歌入れしてんだぜ!なんか、納得がいかない」
ワ「じゃ!アンタは、ジョン・ライドンが廃屋の中でマイク一本立てて、『せ??のっ』で、バンドと一緒に一発撮りしてれば、納得するわけ?そんなことあるワケないじゃん!!この資本主義社会でさ」
ダ「ソレは理屈では判っているが、だって、パンクという革命を起こした張本人がちゃんとスタジオでボーカルブースに入って、紙張ったマイクの前でちゃんとレコーディングしてんの。しかも、白いトックリセーターなんか着て。オレにはヘンに思えて仕方なかった」
ワ「キミは、キミはナンテココロが純粋なオトコなのだぁ??!!」

ワシはダンナのこーいうトコロがトテモ愛おしいと思う。
ワシなんか根が「腹黒い」から、ジョン・ライドンにしてもパンクムーブメントにしても、一歩引いて信じ切ってはいなかった(高校生当時だって)
ただ、(その当時の)今の自分に「NO」と言いたかったから、ムーブメントに飛び込んで行っただけ。
こんなに純粋に(この年まで)そんなロマンチックな受け止め方をしたコトがナカッタ。

なのに、ダンナ・・・こんなに純粋なヒトだったなんて。いまさら、感動。
思わず、ちゅ?したくなる。

ダンナがやった仕事が一つ完成。
ワシも夏中手伝っていた(写真の仮レイアウト担当)、レンタルフォトの写真集の仕事。
嬉しくって、出来た写真集を手にニヤニヤしてしまう。

印刷は香港でやったそうだが、印刷所のヒトが「こんなに美しい日本があるなんて知らなかった!九州って素晴らしいところなんですね!!」と感動していたらしい。
おいでませ、九州♪

ギャラの1/10でいいから(結構な金額)、クレ!ダンナ!!