山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

子供の喧嘩にゃワシが出る(追記アリ)

昨日、仕事から帰ってきてお風呂に入ってたら弐号機が一緒に入ってきたですよ。
別に珍しいことじゃないんですが。
夕暮れ時の竹山を見ながら一緒にぬるいお湯に浸かっておりましたら、弐号機の告白が始まりました。

子供を育ててて。
一番驚かされるのはこの瞬間です。
大切なことは思いもよらないタイミングで告げられます。

告白の内容は以下↓

・去年の夏休み、友達の家で一緒に遊んでいたら、突然Mが「Hがトイレから帰ってきたら、みんなで無視しようぜ」
と言い出した。
その時は軽い気持ちで、「やったら面白いかな?」とその場に居た数人でを無視することに決めて、
Hがトイレから帰ってきても視線も合わさずにその場にHが居ないように振舞った。

(そこで話を聞いてたワシが思わず激怒「なんでそんな事に仲間入りするんだよ。その場で断れバカタレがー!!」と弐号機を怒鳴ってしまう)

・Hはさすがに傷ついて怒って帰ってしまう。

・去年の二学期が始まると、美術部内でいじめが始まる。
Hは標的にされてMとその腰巾着から無視や陰口が始まっていたたまれない雰囲気になる。

・三学期になるとその標的は弐号機にもなってくる。
美術室で木のブロックでHと遊んでいたらMがやってきて、
「キモイ、どけよ!」と怒鳴られる。

・弐号機とHは相談して部活をやめることにする。

・すると二年生の一学期が始まって、今度はいじめの標的がNに変更される。
弐号機、Nからそのいじめを受けていることを告白される。
そもそもいじめの発端は一年生の一学期の時にN2という美術部の子をハブったことから始まっていたらしい。
廊下ですれ違ってもMとその腰巾着が弐号機を嫌な目で見てくる。

・そしてついに一昨日、Hの靴が隠される(棄てられる?発見されてない)という事件が起きる。
弐号機も一緒にゴミ箱の中から中庭から探して回るが靴は見つからず、Hは弐号機に「もういいよ」と言って裸足のままで帰宅。
それを見た弐号機は「Hがカワイソウでカワイソウで我慢出来ない」と一年の時の担任(英語の超怖い男先生。一年生の時の一連のトラブルを知っている)にHの靴のことを告げる。
一年の時の担任、話を聞いて激怒する。

・昨日、朝の全校集会で一年の時の担任、生徒たちに向かって激怒しまくる。
午後、修学旅行の説明会もあったのだが、その場でも激怒は続き、
「犯人はハズカシイと思え!!」と一年の時の担任が生徒を怒鳴りまわしてたらしい。

そして昨日の夕方弐号機、家に帰ってきて、風呂に入っているワシのところにやってきて
「お母さんが靴隠しの犯人を当てたら、全部話すわ」とワシに謎掛けをする。
ワシ即答で、「犯人はズバリ、Mだな」と言い当てる。
そして、告白された話の内容が上記↑という経緯でございます。

「お母さん、なんで犯人がMてわかったの?」と真顔で聞いてくる弐号機。
「そんなん簡単よ。Mのお母さんて大学の先生で超忙しいじゃん。子供の塾の送り迎えと食事の世話だけで精一杯で、子供のことを本気で見てないじゃん。あんなお母さんだったらワシだってグレルわなあw」
妙に納得した顔で聞いている弐号機。

更にワシの持論は続く↓
「あのね、だからってそんな陰険なやり方で友達をいじめていいって事にはならないのよ。そんな自分の心の穴をサディスティックなやり方で埋めようとしても、なんもいいことはありません」
「そんな性格の悪いことをやっていたら、のちのち大人になった時に普通に恋愛するなんてこともできなくて、せいぜいおさせになるか不倫の肉便器になるのがせいぜいですから、放っておいても自分で勝手に自滅するからいいんですけど。でも、今、振りかかる火の粉は自分で払ってください。母が学校についてっていちいち横で振り払うことは出来ませんから」

「あと、『キモイ』とか言われて黙って悲しそうな顔を返すのはダメです。相手はそうやって相手を痛めつけて満足するんですから。『キモイ』って言われたら、こう、言い返してください」
誰がキモイじゃあー!?キモイのは貴様じゃー!!いい加減なこと抜かすと殺すぞゴルア!!!
「と、言いつつ、こうやって両肩を掴んで相手のかかとを蹴って足を払って、相手を仰向けに倒してください」(とやり方をやってみせる母)

つまり、幸いなことにMにいじめられた同盟は弐号機、H、N、N2の4名にのぼるわけですよ。
で、いじめた側はMとその腰巾着の2名だけ。

「やったな弐号機、二人vs四人だったら、確実に勝てるぞ!ぶん殴ってこい!!ぎゃふんと言わせたれ。かーちゃんはオマエの味方だ。オマエが暴力事件を起こしても許す!事情はわかっているから!!喧嘩のやり方はいつでもカーチャンに聞きなさい!」

力強く言い放ちましたともええw

その後、家に帰ってきた初号機に一連の話をすると初号機の顔色が変わる(明らかに激怒している)
「まだそんな事やっとんかい」と言いつつ、
「ちったあいじめた連中にバーサカーっぷりを見せつけてやってダナー、ビビらせりゃいいんだよ」と初号機が言う。

確かにw
コレは人生でも数少ないキレ芸を遺憾なく発揮できる(許される)場面である。
たまに主犯のMのカーチャン(大学教授)にスーパーで行き会うことがあるので、
「今度、スーパーでMのカーチャンに会ったら、
おたくの娘さん陰湿ないじめで問題になっているみたいですね。靴は弁償なさいましたか?
って聞いてみるわ」
と言うと初号機、真剣な顔して「それがいいよ」と言う。
(つまりカーチャンだけじゃなくてネーチャンも参戦…)