山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

猫王に心配される家族

映画「モテキ」を見て、元気をもらったものの、やっぱり涙は止まらなくて。
一人で夜中に目を覚ましてはさめざめと泣き
一人で通勤&帰宅中に運転してはさめざめと泣き
もう一向に涙は止まらないんですね…

すると娘ズが心配して、
「お母さん!新しいカワイイ子犬ちゃんがウチに来たらきっと元気でるよ!」とか。
「今度の犬の名前は何にするの?」とか。
励ましてくれるんですけど、ワシの気分は一向にそんな気になれず…

「…もういいの、カーチャンはこのままで。ボイスの思い出を抱きしめて、ボイスの匂いを思い出しながら、日常の中にボイスの幻を見つめて生きていくからいいの…このまま涙を流し続けて、涙も枯れ果てて枯れ死にするからいいのよ…」


となげやりな瞳で言い返したりするのですが(娘ズは優しいからそれでもワシを抱きしめて慰めてくれるんですな。心優しい、娘たちです)
夫はもういささか呆れ気味でしてw

「面倒くせぇ女だなー、おい!」
と、申します。
そんな風に言われたら、
「そ、そうだよね、こんな犬のせいで何日間も泣き続けてて、犬を恋しく思うワシなんか重いよね?嫌な女だよねっ!重すぎるよねっ!?重いからもういっその事、面倒くさくなって、捨てたくなるよねっ!?お願いだから捨てないでっ!もう重い女、辞めるからっ!!軽く、笑って過ごせる女になるからっ!!オネガイダガラズデナイデェエェ〜〜〜〜〜!!!!!!

と、「モテキごっこ」で夫に返してやって遊んでおります(半分本気)

このまま涙が枯れ果てるまで居たいって気持ちも本当。
子犬を新しく飼い始めたいって気持ちも本当。
面倒くさい、重い女で居るのが嫌ってのも本当。
でも、ボイスにえぐられた穴は、この右のおっぱいの穴よりも深く、痛く。なんともしがたいものです。

ボイスのお墓に家族四人でお参りに行きました。
いい場所で。
山の頂上(って言ってもウチの裏山なので最高標高でも十数メートルなんですけどねw)なので、北側の枝を払えば北側の外海が見える。
南側の枝を払えば南側の静かな入江が見える、いいロケーションです。

線香を灯して庭の花をお供えし、お参りしていたら山の下から猫の泣き叫ぶ声がw
猫王のクルが家族を心配して、
みんなドコ行ったにゃーーん!山の上は危ないにゃーーーん!!早く帰ってくるにゃーーーーーーん!!!
と山の頂上まで探しに来てくれましたw(クルってこんな猫なんです。自分が家族を守っていると思っている。犬みたいな猫)

「おお、ごめんクル。ボイスのお墓参りしてたんだよ。お迎えご苦労さん」
とクルを労って一家四人、クルと一緒に下山w

そして翌日の今。
太ももとお尻が筋肉痛…(ーー;