山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

the pillows cast

結局その後、次女が「お腹が痛い」とか言い出すので、出かけずにワシは家にいました一日中、全裸で<さすがに全裸は嘘w
講演会には夫に行って貰い、ワシと次女でお留守番。
すると次女はお昼ご飯に、近所の漁師のおばあちゃんが持ってきてくれた美味しい美味しい鯛の干物を食べたらすっかり回復してしまいまして(??;
午後は元気いっぱいに家に遊びに来た友達と遊んでおりました。

ワシは「長女はどうなっとんじゃ」と家で一人、やきもきしていたのですが、夕方になって。
なんと思ったより早く(てっきり月曜日に配達されるとばかり思っていた)the pillows castが届いてデスね。

「すげー♪さすが笹川さん、仕事早っ!お見事ー!!」と叫びつつ(;´Д`)ハアハア と開封
「分厚っ!重っ!!高級な紙に印刷してある、豪華本ー!!」
思わず感嘆符の三連発。

イマドキねー、こんな豪華な本は滅多に見かけませんよ。
良い紙使ってありますしねー。紙の一枚一枚が超豪華。
笹川さんのピロウズへの愛情がヒシヒシと伝わる本ですね。

写真も沢山、インタビューはなんと40万字350Pに及び。
デビュー前からピロウズを見守り続けてきた地方出版人の面目躍如。
メジャーデビュー時1991年のインタビューから最新の2009年インタビューまで全23本!
これだけ一人の聞き手が一つのバンドに向かって長年に渡り毎年対峙してきた_なんてこと自体、世界でもすごく稀なんじゃないですかね?

まさに、この本は笹川さんのライフワークの結晶ですね。

しかもコレが読み始めたら面白くて止められない止まらない。
笹川さんの深い洞察とバンド&楽曲&メンバーへの理解に基づいたインタビュー、そして時々暴走する妄想w
それを制止しつつwあくまで真摯に真面目に愚直なまでに対応するメンバー。

山中さわお本人が無意識に(ほら、ナチュラルボーン・ソングライターだから、天然で動いている人なので)やっている事に対しても、それを分析してみせて、その意味を本人よりも先に理解してしまう、この笹川さんという人の面白さ、深さ。

「大した人だなあ」と、笹川さんに恐れ入る本ですねコレは。
しかもその分析は深い愛情と理解と共感に溢れ、「ピロウズの父」とメンバーが呼ぶのも理解できます。

良い本です。てか、バスターズなら買うべき本です。