山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

エレカシの事 まとめ

とまあ、物凄いざっくり具合でお送りしました>「エレカシ案内」
もしかしたら、全然お役に立てなかったかもー。
「21世紀になってからのエレカシは全く無視かよ!?」という世間様の怒号が聞こえてきそうです。

「そうです、無視です!」(断言)

いや、実際はあんまり知らんのです。
多分、一番__その?「鳴かず飛ばず時代」の名作とされて居るであろう、「化ケモノ青年」だって。
「なんだか、とりとめの無い曲だな?。なんかスタジオセッションをそのまま音源化したみたいな印象?エレカシエレカシの模倣をして居るみたいで、聴いてて居心地が悪いよ」
程度にしか思わなかったんですね。スマンスマン。

「随分とエレカシは遠いところに行っちゃったよねー」と寂しく思っていたのですが。
ソレが一昨年、たまたまテレビで見たライヴが素晴らしくて。
丁度、「町を見下ろす丘」(2006年)を発表する前で、「地元のダンナ」という曲を演奏していたんですよ。
これが久々のエレカシ節でねー。感動しましたね。

「ああ、やっと回り道をして本来の姿に戻ってくれたんだ。あるべき姿になって帰ってきたんだ」と思いました。
一時期、ポルシェに乗り回していた羽振りの良さも何処へやら。
なんだか、めっきり「ロックバンド」らしく(見るからにビンボーに)なって帰ってきた彼ら。
「何かあったの?」と目の前の四角いハコで調べてみれば、なんだかドラムのトミ君が重病で緊急手術を二度したり、事務所の人に有り金全部持ち逃げされたり、ギターの石君がまた離婚したりなんだかんだで__色々とあったようですね。

「やっぱり新しく生まれ変わって、やり直そうと真に生き返るためには、裸一貫にならなきゃワカラナイ事って絶対にある!んだなー。ウルフルズも無一文になってゼロから人生やり直せ!」<何故、話がこっちへ向く??(--;;

でもさ、色々失って初めて判ることって絶対にある筈なんですもの!
自分にとっての音楽を生業にするということがどーゆー事なのか?
自分の本当の幸せがなんなのか?
それを突き詰めて考えるためには、全部失って、自分と向き合わなきゃイケナイんです。
孤独や絶望や貧乏や苦痛の果て残ったモノがなんだったのか?

エレカシはついにそれを見つけたようですね。
ワシの予想通り、最新作は、力強く確信に満ちて、希望を掲げたモノになった模様です。