山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

地産地消の心意気

さて本日は小学校の給食試食会。
12時になるのを待って家を出る。
小学校へ行くと、いつもは閉まっている正門が大きく開け放たれている(防犯の為、いつもは閉じられている)
父兄も三々五々集まり始めていて、ついでに4時限目の授業を参観。

コオニタンは今度発表する劇のセット作りの最中。
先生が「緑色の葉っぱを作りたい人ー?」と聞くと真っ先に立ち上がって飛び跳ねながら、「ハイハイハイハイハーーイ!ワタシが作りますー!!」と叫んでいる。
モノスゴイ積極性だな。

この「給食試食会」は長女の時もあった。
その時は味も分量もイマイチで、「ふーん、こんなモノが美味しく感じられるんだ」(長女は入学当時、「給食がおいしい」と喜んでいたので)と思ったものだった。
丁度六年生が修学旅行で留守なので、その留守中の余った食器を利用して父兄を招待する行事である。

10分ほど参観してランチルームに移動。
受け付けを済ませて1年生の父兄が一同に揃った所で試食開始。
本日のメニューは「マーボー豆腐」「中華風キュウリとクラゲの酢の物」「ライチゼリー」「牛乳」「白飯」
丁度座った席の隣に教頭先生がお座りになられた。
「いただきます」と食べ始めて食器の模様がこの町の町花町木(ハマユウヤブツバキ)になっている事に気がついた。
「コレもしかしたらオリジナル食器ですか?」と聞くと教頭先生、
「はいー、教育委員会からも『くれぐれも割らないように』ときつく言われてます」との事。
元の食器は「割れにくいコレール」であった。念のため、ひっくり返して糸底の内側部分を確認すると町章がババーンと印刷してあった。

さて給食の方はなかなか本格派の味で、ちゃんと豆板醤で辛味がつけてある。
「低学年にはちょっと辛いかな?」くらいの味付けだがスパイシーでかなり美味しい。
酢の物もちゃんと良い仕事がしてあってかなり満足できる味(有名中華料理店と比べても遜色なし)
白米も全然期待してなかったのに、本当においしい米でビックリしてしまう。
するとその後の栄養士さんの解説で、今日の給食の食材は殆ど全部地元産であると聞いた。
野菜豆腐は勿論、お米は「夢つくし」http://store.yahoo.co.jp/kyushuumaimonya/a1daccb4a4.html
ブランド米だし。
牛乳まで地元産のものだそうで。「地産地消」を掲げている給食とは知っていたが、ここまで徹底しているとは知らなかったので思わず感動。