山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

時計の落とし物

ここ数日、夜の風が気持ちよくて、寝るときにクーラーが要らない。
エエ事だ。
朝も爽やかな風で目が覚める。
目が覚めたら肌がけ布団が掛けてあった。ダンナが掛けてくれたらしい。
夕べ、腹を出して寝ていたって事か?ワシ(--;

日差しは暑いが、涼やかな風に吹かれてボイスと散歩。
ボイス、用水路で盛大に泳ぐ。
暑い日は水に入らないといられないらしい。
毛刈りした毛もスッカリ元通りに伸びきって、あの猛々しいバカリの背中の縞模様がハッキリと戻っている。
多分、テレビにオンエアされる時にも、この縞模様は見えるはず。
画面で見たら、「あぁ、コレがあの、イノシシの呪いね」と思ってね。

散歩から帰ったら、娘二人連れて図書館行き。
前から読んでみたかったディケンズの「デビッド・コッパーフィールド」の第一巻を借りる。
もう一冊はなにか軽いのにしようと思い、高橋源一郎の「あ・だ・る・と」にする。
コレは連載中に(銀行に置いてある)女性週刊誌でトビトビに読んでいたので、内容は知っている。

すると貸し出しの受付にいるオッサンが、マジマジと本の表紙とワシの顔を見比べるので、チョット不愉快な気分になる。
図書館司書にあるまじき態度だな。
山田ないとの表紙絵が問題か?だったらこんな本、図書館に置くなよ!!
って言うか、「借りたワシが悪い」って事になるのか?この場合??
「私が痴漢にあったのは、私にスキがあったからなんです!!」ってのと同じ理由だな。クダラン。

図書館隣のガスミュージアムに「久しぶりに行きたい」とせちたろーが言うので入場。
せちたろーが小さい頃はベビーカーを押して(近所に住んでいたので)よく通った場所である。
子鬼はこのミュージアム内部の暗い照明と無音の空間が怖いらしく、「出ようよ?」と半泣きで訴える。
一通り見て、ダイエーで買い物。

ダイエーについて気がついた。
「ヤダ、腕時計落としちゃった」子鬼が「もう出ようよー!!」と叫んでワシの手を引っ張ったときにホックが外れて落としたらしい(ナイロンロープのベルトがデジタル時計本体にホックで留まっている仕組みなので)
ダイエーから回れ右をしてミュージアムに戻る。
幸い、時計は受付に落とし物として届いていた。人の情けが身にしみるぜ。さんきゅー!(T_T)