山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

湾岸を巡る、ワシ

激しい雨。
激しい雨が降り続く。青い瞳の息子よ、お前は何処に行っていた?(ボブ・ディラン

家にいるときは全然気がつかなかったが、ウチから外界に出たらモノスゴイ強風が吹き荒れていた。
(自宅は風が当たらないので、強風の日も気がつかない事が多い。山道を下っていって初めて強風を知る)
空港では飛行機の離着陸が出来なくなって、一時、閉鎖までされてたらしい。
そんな事とはツユ知らズ、車を運転して子鬼を連れて、湾岸をグルリと走って隣県へお買い物に行く。
(半島は隣県に近いので、半島の住人は隣県まで消費圏内にしている←半島より都会だし。天神に出るのと距離的には同じだが、道が空いているので、行くのが気軽)

で、海を見て驚く。
モノスゴイ波。海は鈍い緑色に光りながら、真っ白な泡を砂浜に叩きつけている。
「まるで、クリーム・ソーダみたい」な眺め。
だけど、サーファーは一人もイナイ(ココは有名なサーフ・ポイントなのダガ)

「ハワイもかくや!!」という見事な波が、うねりながら次々にやって来ている(行ったことナイけど)
「今日、波に乗らなくて、一体何時乗るんだよっ!?」ヒトゴトながら、一応ツッコンデおく。
ココまで見事な波に挑戦できる「実力派サーファー」はいないらしい。
海岸には人っ子一人いず、上空をトンビが滑空しているだけ。

湾の向こう側(隣県)のお目当ての店に到着したら、「店休日」がぁ???ん!!
仕方ないので、子鬼を連れてジャス●へ行く。
プレイランドで遊ばせて、ソフトクリームを食べさせて帰宅。
「ワシらは隣県までソフトクリーム食べに出かけたのさ、ねえ?」

家までもう少しという地点で、自転車に乗った子供を見かける。
「ん。まぁ??!!こんな6時過ぎに家に帰っているナンテ、この子ったら。何処の子?何年生かしラ?せちたろーと同じ年くらい??」と、見たら「せちたろー本人」であった(がくぅっ!)
「ナニしてんのよ、6時過ぎだよ。早く家に帰りなさい」
母がイキナリ背後から声を掛けると、せちたろー「びくぅっ!!」とビビりながら振り返る。
で、ワシを見るなり「乗せてって!!」と言う。
「だめ。この車にはアナタと自転車の両方は乗れません。自力で帰ってきなさい」と答えて、置き去りにして帰る。

夕方になって、ようやく4日間降り続いた雨が止む。
なんだか、雨続きで冴えないGWだな。今年は。