山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

帰省日記・その1

実家に到着後、ボイスの散歩に出かける。

実家の庭先、20m足らず先に川沿いの遊歩道があって、ソコは犬連れのヒトが三々五々散歩を楽しんでいるスポットでもある。
その道沿いに100mも歩くと、ハスキーの雌を飼っている家があり、帰省する度に見てチェックしていた。
(「あ。今日はワンコ外にいる」とか「いない?」とか)

今回も遊歩道を歩いてそのハスキーの家の庭先をかすめて進んでいると、丁度飼い主がドアから出てきて、「なんで、こんなに庭中穴だらけにするんだよー」と犬に言い聞かせながら、スコップで庭の穴埋めをしていた。
思わず視線が合っちゃったので「こんにちは」と挨拶をして歩いて通り過ぎようとしたら、そのハスキーの飼い主の中年男性が「チョット、待った!!」と叫んで、ラティス(と、言うのか?木を格子状に組んで壁を作ってあるモノ)の隙間から手を出して、ボイスに「来い来い!」と言う。
ボイスは呼ばれたので、ついつい寄って行っちゃう・・・

格子の隙間から両腕出して、ハスキーの飼い主さん「良かねー良か犬ねー可愛いかねぇー!!」とボイスのマズル(鼻先)をぐりぐり掴んで触り倒す(!)←注意:犬によってはこの触り方は、噛まれる危険性が大きい。
そして、そのままボイスを押さえ込んで「お母さん!!お母さん!!!早く早く!」と家の中に向かって叫ぶ。
家の中から「ナンね、お父さん」と飼い主の妻登場。
「ほらほら、見て!」とボイスを押さえ込んだまま飼い主叫ぶ。
その妻、「あら、大きくて可愛いかねー!!」と大喜びでボイスを触り倒す。
そして「ビッキービッキー!!」とハスキーまで呼び寄せる。
ラティス越しに雌ハスキー「ビッキー」とボイス、鼻を付き合わせてご挨拶。
結構、お互いフレンドリーなカンジ。

「家に上がって行って遊んでいって」とハスキーの飼い主。「いえ、散歩の途中ですので」と固辞して立ち去る。
どうやらボイスに「ひとめぼれ」したらしいが、そんなことに不慣れなのでワシ「困っちゃう」
ハスキーの飼い主というのは、その飼い犬にふさわしく、フレンドリーなんだろうか?
ビッキーは(避妊手術のためか?)太めで茶色の瞳が可愛い初老犬であった。