山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ペットと子供とPTSD

やっと今朝、甚五郎ちゃんが帰ってきた。
地震のその瞬間、家には居なかったのに、地震があったせいで「人間にまたいじめられた!」と思ったらしく、ちっとも家に近寄ってこなかったのだ。
そもそも甚五郎は野良猫で、人間にいじめられ飢えるという過酷な子猫時代を送ったせいで、人間を信用していない。

それをようやくクルちゃんが長年かけて心を解きほぐしてくれて、ようやく人間の家族にも心を開くようになったのに。
家に来客が有っても駄目。
「お母さんのバカー!なんで家に知らない人が居るんだよーー」と叫びながら裏山に逃げ込んでしまうくらい、信頼関係が簡単に壊れてしまうセンシティブな猫である。

地震の翌日、家の前の道に甚五郎ちゃんが座って居るのが見えたので、「甚五郎!」と声を掛けたら盛大に警戒体制をとり(背中の毛総毛立ち)ながら山に逃げて行ってしまった(--;

その甚五郎ちゃんが今朝はワシの足下で丸くなって眠っている。
「やっと帰ってきてくれたねえ。よしよし」と撫でながらハタと気がついた。
長女の担任が「ウチの犬が脅えてて困っている」と言っていたっけ。

我が家の犬猫は基本、物事に動じないと言うか、クルなんか、地震のその瞬間真剣に寝入ってて、地震が一通り終わってから、「あぁ??あ」と全身をノビノビさせながら起きてきた。
その瞬間に起きていたボイスはさすがに、「わ、わ、わ。何?何?何??」とオロオロ歩き回っていたが。
・・・でも確かに鳴き声一つ上げなかったな。

珊瑚チャンは悪い足を盛大に引きずりながら外に飛び出して逃げて行ってしまっていた。
それでもすぐに戻ってきて、フツウに過ごしていた。
ボイスも地震が収まってからはフツウに横になって昼寝してた。

テレビのニュースでは「子供やペットに地震PTSDが出ている」と言っている。
我が家は・・・・娘二人、夜は大の字になって真剣に眠っているorz
神経が太いのか、それともタダ単に「ガサツなだけ」なのか??我が家の娘ズ&ペットズ

昨日、自分でちらし寿司を作ったら思いの外美味しく出来たので、避難所暮らしをしている友人に持って行ってあげようと思い電話をしたら、
「余震に耐えられなくなって、実家に帰った」との事orz

「昨日、大きい余震が有ったでしょ?(長女が帰ってくるなり悲鳴を上げたアレ)アレでもう我慢できなくなって、その足で実家まで運転して帰ってきちゃった」だって。ひゃー。