山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

ボイスその後

そうそう。
先日獣医さんに行ってフィラリアの薬を貰いに行った時、
「その後、どんな様子?」
とドクター夫人に訊かれたので、
「足の腫瘍は大きくもならず、痛くもないようで。手術は見送ることにします。本犬は至って普通に過ごしておりますが、さすがにこの湿気と暑さで時々散歩に行き渋る時はありますが」
と答えたら
「もう老犬なんだから、散歩も無理矢理連れていかなくてもいいよ。簡単に近所を一周させるだけにしてトイレタイムさせなさい」
って言われたけど。

ウチのボイス、元々あまり外ではトイレタイムしないんですよね(^^;
ワシの教育方針で、外では極力トイレしないようにしつけたので。
家に帰ってきて大慌てで裏山の方に行ってトイレを済ませている姿をよく見かけます。

いや、虐めている訳じゃないのよ。
一応、大型犬だけど、どんな所にも連れていける犬を目指してこのようにしつけた次第で。
子犬の頃は大変でしたがw
脇目もふらずにリードを短く持って、どんどこどんどこ何処までも真っ直ぐ歩き続けるという超ストイックな修行のような散歩をしていたので。

まあ、その甲斐あって。
どんな人ごみの中でも初めての場所でも、知らない人にも皆に対してフレンドリーで優しい大人しい犬になったんですけどね。
大型犬だしボイスの半分を占めている四国犬の血を持つ犬に関しては、とにかく「飼い主すら手がつけられない」みたいな噂を聞くので、非常に敏感になってしまって…なり過ぎた気配もありますが。

厳しすぎるくらいしつけた方がいいんですよ、犬も子どもも!(暴言)

しかしボイスは今やすっかりおじいちゃんになっちゃって。
目も白内障でボンヤリとしか見えてないようですし、耳も遠くなっちゃって。
一日の大半を寝て過ごすようになってきました。

でも、やっぱり可愛くてねえ(^^;
昔ほど「キツくキツく、この躾の手は緩めないからね!!」って事はなくなりました、さすがにワシも。
マーキングにも鷹揚になってきたし(昔は許さなかった。ワシの命令で「ココでしなさい」のサインが出るまでさせなかった)
道端の気になる匂いを嗅ぐのも許してます(以前は以下同文)

つまり、老犬、甘やかし放題!って事ですよw
そして老犬のボイスはいよいよ可愛らしく(親バカ)
ちょっと涼しいと元気になって、「母ちゃん、散歩に行きましょう!」と目線で誘います。