山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

昭和型板ガラスの話

今朝、いつものようにバトンと早朝散歩してたらですね。

昔利用してたバス停の小屋の前を通りかかりました↓

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なんせ、昼間は二時間に一本しかバスが来ないようなところですので。

バス停併設の小屋もすっかり廃墟感が漂っておりますが。

ワシが今の家に引っ越してきた頃(28年前)は我が家には車が一台しかなかったので、このバス停を利用したものです。

 

自転車にうちまたがりましてw

まだ幼かった初号機を自転車にとりつけた幼児用補助椅子にくくりつけて(;^ω^)

自宅を出発すれば、ほぼ漕がずにこのバス停まで来れるんですよ(山道)

 

母子二人で風を受けながら山道を自転車で下ると、まだ幼かった初号機が両腕を広げて、風を受けながらこう叫ぶのです↓

「ここは石の滑り台でーーーす!!」

今思い出しても楽しくなる、子育て中の楽しい思い出です。

 

親子スイミングに通ってた頃は、スイミングのスクールバスにこのバス停まで迎えに来てもらってたので、母子でこの廃屋の中で(;´∀`)親子で送迎バスを待ってたものでした。

 

今は丸太のベンチが置かれてますが、昔は誰かの家で不要になったと思しき、合成皮革ばりの茶色いソファと安楽椅子が置かれてました。

ちゃんと奥にトイレもついてて。

急な尿意が襲ってきても安心(子連れだから)何度か利用しましたよ。

 

時が過ぎて、このトイレはいつしか閉鎖されて使えなくなりましたが、バス停併設の小屋は未だ健在であります。

んで、今朝、そのバス停小屋を久しぶりに覗いてみたんですよ。

そしたらさあ、いい感じの廃屋になってまして。

けやきの巨木の脇にひっそりと建っておりました(昔と同じように)

 

んで、気がついたのです↓

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「この板ガラスのパターン、可愛くないか?」とね(゚∀゚)

昭和の頃に隆盛を極めた「型板ガラス」ですね。

昭和の頃は様々な文様のガラスが作られて、サッシや障子に使われたものでした。

住宅スタイルの変化でいつしか忘れ去られ、作る技術も失われかけているものであります。

omoideglass.com

この紹介サイト↑でもこの椿の花柄は載ってませんね。

と思ったら、こっちにはありました↓

togetter.com

素朴で愛らしい、昭和のレトロなインテリアでありますよ。