山麓日記帳

全ては消えゆく、雨の中の涙のように

あずきちゃんは家出猫

さて。実は我が家の黒猫あずきちゃん

先先週の木曜日(5月26日)あたりから家に帰ってこなくなりまして。

「一体、どーしたんだろう?事故にでもあってなきゃいいけど」

と弐号機と話しておりました。

 

するとその週末から母が亡くなっての葬儀騒動で、結構ワタワタしておりまして。

あずきちゃん、どこに行っちゃったんだろうね」

「もうアナグマに襲われて死んだのかも」

などと家族で言い合っておりました。

弐号機に至っては、「あずきちゃんが無事に帰ってこれますように」と北側のウッドデッキにあずきちゃんのフードを紙皿に盛って「陰膳」にしておりました。

 

すると、その陰膳を供えてた翌朝、見ると、「なんかフードが減ってる??」という気がしました。

 

このフードを食べたのが、野良猫ならまだ良いんです。

アナグマとかイノシシだったら、ワシが恐怖で発狂します。

万が一、猿だったりしたら(うちの近所は野生の猿もいますよってに)

「お母さんはねえ!!真夜中に猿がウッドデッキに来てて、猫フードを手に持って貪り食べている姿を見たら気絶する自信があるよお!!」

と弐号機に言いまして。

陰膳は色々、危険過ぎるという事で片付けました。

 

「もうあずきちゃんの事は諦めて、新しい猫を迎えることも考えてみたら?」

とか弐号機に言ってたのですが。

今朝(早朝)のこと。

 

仕事に行くオットを見送ってたら、運転席に座っているオットの様子がおかしいのです。

バトンを庭先でなでながら、「ん??なんだあ…?」とオットを見てたら、オットが車から降りて、スタスタと歩いて隣家の庭先に行きます。

「え??なになに??」とワシもオットのあとを追いますと、なんと、隣家の庭先にあずきちゃんがいるではありませんか!!Σr(‘Д‘n)

 

「え??あずきちゃん、なんでここまで帰ってきてて家に入らないの??」と声をかけながら近づきますが、あずきちゃん、ジリジリと逃げていきます。

「まあ、ここまで帰ってきたんなら、そのうち家にも入るやろ」

と思い、そのまま放置してて先程(昼過ぎ)

 

「山に向かって呼べば答えるかもしれない」

と思いまして、山に向かって大声で

「あずきちゃーーーーん!!」

と呼んでみましたら、かすかに聞こえる応答の声(ニャーン)

そのまま続けざまに呼んでたら、隣家の庭の真ん中あたりまであずきちゃんが出てきてくれました(うちの敷地まで20mほど)

あずきちゃん、帰っておいで」と声をかけましたが、あずきちゃんはまたしてもじりじりと後退りして、藪の中に消えてゆきました。